「それなら知ってます」と反発されるとき | ひとしずくの純金

ひとしずくの純金

たったひとつのわたしの生き方を見つける旅

 

「それなら知ってます」

せっかく教えてあげたのに
反論されること・・・

ありますよね。



「それなら知ってます」
「もうやりました」
「分かってます」

こちらはこちらで
経験も知識もあるから

「こうすればいいのにな」

とアドバイスしたのに無下にされて
悲しいやら悔しいやら。

なんともやりきれない気持ちに
なることもあるかもしれません。



そんなとき、

「人のアドバイスを
 素直に聴ける人は少ない」とか

「素直じゃないから
 伸びない、成長できない」とか

相手の非に目がいくことも
よくあります。

まぁ、そんな恨み言の一つも
言いたくなりますよね(笑)。

うん。

一生懸命やってたら

そんな一言もついて出るよね。










で。

恨み言の一つや二つ、
酒の肴にするのはいいとして

その後どうするか、を
考えたいところですよね。

本当の意味で
相手のことを思うなら、
成長を支援しようと思うなら、

そして、なにより
自分が成長したいと思うなら。



私はね、
こういうふうに思うんです。

アドバイスの
善し悪し、適・不適、是非を

議論するのではなく

アドバイスには

技術が必要なんじゃなかろうか、と

 

そっちの方向から考えたいのです。

 

 

 

相手に受け取りやすいアドバイスができる

とは相応に高度な技術だと

私は思っています。

 

アドバイスとは
そもそも反発を誘発しかねない

そういう要素を含んだ行為です。

 

 

 

相手を思ってしたアドバイスが

反発されるとき、


言い方
伝え方
関係の築き方
タイミングの計り方・・・

を自分は

どのように見極めただろうか?

その点は振り返っただろうか?

そういう視点が持てたらいいですよね、

なかなかできないけれど。

 

できないけれど

できたらいいなぁ、と思います。



たとえ小さな子どもでも
相手にはメンツがありますから
やはり敬意は必要だし、

言い方、言葉の選び方から、
何を軸にして伝えるか、などで
印象や受け取りやすさが変わるし、

「分かってくれていない」と
相手に思わせた時点で受け取ってもらえる
可能性は限りなく低くなるし、

なにより、
相手をよく理解していなければ
何をどう伝えるかの
適切な判断や匙加減もできない。



アドバイスする、というのは
正論を伝える、とは別もの。

正論や正解を伝えても
あんまり・・・というか、ほとんど
意味がありません。

それは、アドバイスを(特に余計なやつを)
もらった経験のある人なら

私を含め、ほとんど全員
知っていることだと思います(笑)。

それなのに、
相手にはやっちゃうんだよねぇ。

しかも、受け取らないと
相手のせいにしたりして。

ほんと懲りないよねぇ、人間て(笑)。



まぁ、それだけ
アドバイスっていうのは
悩ましいし難しいものなんです、そもそも。
 

繊細に扱うべき事項であることを

知っておきたい。

 

アドバイスには

技術がいるってことですね。

 

難しくて当然なのです。

 

 


相手を想うからついつい口が出るのも
事実だと思うんです。

だから、
「絶対アドバイスはしない」とか
「アドバイスは悪」とか
いう必要はないと思います。

それはそれで極端な発想ですよね。
 

せっかくの情報が伝わらないのは

もったいないです。




そうではなく、アドバイスするなら
準備をするところからやる、

って発想をもちたいのです。

相手の準備状態を整えることまで含めて
アドバイスなんです、きっと。

一方的にステーキを出して
「そら、有難く食え!」はナイわけです。



準備とは、

相手をよく理解して
微妙なニュアンスまでよく観察し
心理的な壁を取り除く

ここまで丁寧に扱うこと。

アドバイスはその中身だけでは
うまく機能しない。

事前の準備があって
うまくいくのだと思います。



アドバイスが受け入れられないとき
それは、十中八九が準備不足
が原因ではないでしょうか。

 

アドバイスの技術が足りていない。

仮にそう考えると、

 

「もうちょっと

 自分にもできることはありそう」

 

と思えてくるのではないでしょうか。

 

 

 

アドバイスの内容が云々より

相手のやる気云々より


アドバイスを伝える準備が足りていない。

同じことを言っても
タイミングが違えばすっと入る、

そんなことだってあるはず。



相手がアドバイスを
受け入れてくれない時、

どのくらい準備が整っているか
見極めただろうか?

相手の準備状態に
合った言葉を選んだだろうか?



相手にできることは
もちろんたくさんあるけれど
(そもそもご本人の課題だし)

自分にできることだって
きっとまだまだたくさんある。



上司、親、先生、
 

そして、

コーチやコンサルタントなど

大切な誰かを支援する役割を担うみなさん。
 

どうぞ支援の現場が

明日もうまくいきますように。
 

 

下矢印専門家支援やってますニコニコ下矢印

 

 

 

カミヤカオリ

 

 

 

ウインク【受付中】の勉強会&ワークショップはこれ

→ (随時受付中)『プロコーチ向け事例検討会』お申込受付中!

→ (2月以降)『GCS青山渋谷校拠点ゼミナール』日程調整中!

 

ニコニコカミヤってどんな人?
→ プロフィールはコチラからどうぞ

→ アトリエ南風『はじめての方へ

 

 

キョロキョロコーチング/カウンセリングが気になる☆
→ 詳細・お問合せ・お申込みはコチラからどうぞ

 

 

ウインク思い立ったときにスグ予約!前日18:00まで受付☆

→ メニューとご料金一覧はコチラからどうぞ

 

 

ニコニコプロコーチのケース立て直しを臨床心理士が後方支援!

→ 〈対人支援の専門家向け〉コンサルテーションサービス

 

 

ショボーン大切な人の様子がいつもと違う・・・ご家族やご友人のご相談お受けしています

→ コチラより初回カウンセリングとしてお申込みください