「ニーズありますかね？」
こんなことをやりたい
このネタで起業したい
などの想いで
コーチングを選んでくださった
クライアントさんたち。
アイディアや想いを語るうちに
必ずやってくる瞬間、
「ニーズありますかね？」
と我に返る瞬間です。
まぁ、正直に申し上げますと
私には分かりません。
ニーズのあるやなしや、は
マーケターさんのほうが
よくご存知でしょう。
それはクライアントさんのほうが
よくご存知ですから
「分かっているけど口に出る」
のですよね。
で。
それを「不安」や
「計画不足」「行動不足」などと
いうこともできると思うのですが、
私はそうでなく
問いを変えたら
面白いんじゃないかなぁ？
と思っています。
「ニーズありますかね？」
ではなく
「どうやってニーズを育てますかね？」
とか。例えばね。
わざわざお金や時間、労力を割いて
コーチングを受けようとするほど
何かしらの想いがある人が
「やってみたい」
「実現したい」
「大事だと思う」
ということなのだから
きっといまの世の中に
本当に必要で大事なことなんだ。
世の中はまだ
そのニーズを自覚していないだけで
それを目の前にだされたら
「あ、それいい」
「欲しい」
「自分に必要だ」
と気づくのだと思います。
すでにそれの良さや重要さに
気づいているあなたが
魅力を伝え、
必要を伝え、
大切さを伝えていくことによって
あなたがやっていこうとする何かを
受け入れる準備が整ってくる。
そういう流れが生まれると
面白いなぁ、と思います。
それはとても
創造的なプロセスでしょうね。
そのためには、
まずは私がコーチとして
「ニーズを育てたい！」
とクライアントが思えるような
準備状態を整えること･･･
例えば、
情熱やら、使命感やら、ビジョンやら･･･
根気やら、自信やら、チャレンジ精神やら･･･
クリエイティビティやら、発想力やら･･･
すでに備わった
あれやこれやの資質を
存分に開花させる
そのお手伝いができないとね。
開花させるための種は
クライアントの中に備わっている。
私は起業支援のプロではないから
起業の細かいことは分からない。
マーケティングのことも分からない。
私がやっているのは、
クライアントの中にある
「これ！」というひとしずくの純金を
一緒に探し当てるお手伝いを
しているのだと思います。
まがいものでない
まじりっけのない純金。
クライアントの中でキラリと輝く
ひとしずくの純金を見つけられたらな。
その時、人は
ニーズのあるやなしやの世界を抜け
力強く前進するのだと思います。
カミヤカオリ