こころの小さな動きをないがしろにすると・・・ | ひとしずくの純金

ひとしずくの純金

たったひとつのわたしの生き方を見つける旅

 

 

 

さて、
ここのところ2つ続けた
心理の話に戻りますか。
 

(1つ目)
誰かに語ってこそ終わりにできる思いもある
→ 激しい怒りの後に激しく後悔・・・なんて人へ
 

(2つ目)
”写し鏡”を置いて歩き出した先に見える景色
→ ポジティブな感情なら激しくてもいいのか?に疑問を感じる人へ
 
 

今日は3つ目。
 
怒りの感情など
激しく揺さぶる感情に
 
自分自身でも
どうしたらいいかわからない・・・
 
そんなとき何が起こっているのか
 
”写し鏡” の喩えをつかって
お話してきました。
 

 
その流れから
ちょっと脇にそれるように
感じるかもしれませんが・・・
 
少し角度を変えて
お話しようと思います。
 
 
 
 
まぁ、お茶でも飲みながら
 
 
 

さて。
ここまでの流れから
 
「激しい感情は悪なのね」
 
と受け取った方も
いらっしゃるでしょうか?
 
いえいえ。
そうではありません。
 
 
 
激しいか、激しくないか、
強いか、強くないか、
 
の軸ではなく
 
目の前の出来事にに直に触れた感情か、
写し鏡に反射した感情か、
 
の軸で眺めてみましょう、
でしたね。
 
おさらいです(笑)。
 
 

それを踏まえると、
激しい感情にだけ注目するのでは
充分ではない、ですよね。
 
微妙で
微細で
 
ちょっと見落としてしまいそうな・・・
 
「あれ?」
と一瞬よぎったけれど
 
「ま、いっか」
と無視してしまうような
 
ささいな感情の動き。
 
そういう感情があることも
我々は知っていますね。
 
 

この小さな感情の動き。
 
どのくらい
キャッチできているでしょうか?
 
どのくらい
表現できているでしょうか?
 
どのくらい
大切にできているでしょうか?
 
 

これがねぇ~。
 
案外、ないがしろに
しちゃってるんです、私たち。
 
特に”大人”を自認する私たちは(笑)。
 
 

ところが、です。
 
これって
大人になってから ”だけ” 
の習慣でしょうか?
 
振り返れば
ずっと小さな子どもの頃から
自分の気持ちを
 
ないがしろにしてしまう
なかったことにしてしまう
表現せずに押し込めてしまう
 
そんな子ども時代を過ごした人も
けっこうたくさんいます。
 
 
 
私はそうでしたねぇ。。。
 
物分かりのいい
言うことをよくきく子ども
 
だったようですから
かなり年季が入っているはず(笑)。
 
 

激しい感情はともかく
微細な感情だったら
 
押さえこんじゃったほうがラク
感じないようにしたほうがラク
 
なんて訓練を自らほどこしてしまう。
 
これでは、
『目の前の出来事に直に触れた感情』
なんてどこかにいってしまいます。
 
 
 
別に虐待的な環境でなくとも
ほとんどの場合、
 
大人の都合に
従わざるを得ない子どもは
 
自然、
”感情を手なづけて”
環境に適応していく。
 
社会化といえばそれまでですが
 
大人になってから
自分の感情とうまくつきあえない
遠因になっているのでは・・・
 
などと考え込んでしまいます。
 
 

微細な感情だから
無視していいのか、といえば
決してそんなことはなく、
 
むしろ、
微細な感情にちゃんと気づける、
 
これはすごーく大切だし
重要な能力だと思います。
 
小さな感情の無視
が積もりに積もった先に
どれだけの悪影響があるだろう・・・
 
と考えると
あなどれないものがある。
 
 

ほんの小さな心の動きに
どのくらい目を向けているだろうか?
 
小さな感情を無視せず
 
目の前の出来事に手を触れるように
感情体験をしているだろうか?
 
 
 
カウンセリングの場で
お話をうかがっていると
 
多くの場合、
ご自分が何を感じていたか、を
言葉にできないのです。
 
何が起こったか、
の出来事を説明することはできる。
 
「何を感じていましたか?」
 
の問いに
出来事の詳細を語ってしまう。
 
 

笑いごとではないのです。
 
本当に多くの人が
ご自分の感情に気づいていない。
 
気づいているんだけど
表現ができない。
 
表現ができないというより
表現の習慣をもたない。
 
 

表現しなければ
表現する力は衰えるし
 
表現する力が衰えれば
いずれ表現できなくなる
 
表現できないものは
充分感じきることができない
 
充分感じられないものは
気づくことさえない・・・
 
 

心が本当に疲れ切ってしまうまで
ご自分が何を感じていたか
ちっとも気づいていなかった、、、
 
確かに、
「なんかストレスだな・・・」
くらいは感じていたけれど、
 
どのくらい苦しくて
 
どんなふうに
身体は受け止めていて
 
その感情が自分にとって
どれほど重要か、、、
 
といった生身の体験が
すっぽり抜け落ちていて
 
身体のほうが音を上げて
初めて気づいた・・・
 
なんてことが
(みなさんご存知の通り)
山ほどあるのです。
 
 

見逃してしまうような
小さな心の動きは
 
無視しても
その場での影響が少ないから
ないがしろにされがち。
 
でも、ずっと後になって
悪さすることだってあります。
 
そう思いませんか?
 
 
 
自分がないがしろにしてきた
小さな心の動きこそ
 
自分を見失ってしまうような
激しい感情を考える上で
 
重要になるんだと思います。
 
 
 
だって。
 
自分の感情を
ないがしろにするって
 
自分自分自身を
ないがしろにすることと
 
同義じゃないですか?
 
そんなことが
心にとって、自分にとって
プラスになるわけない。
 
私はそう思います。
 
 

感情は敵ではない、
あなたの味方ですよ。
 
表現する力
一緒に取り戻していきましょう。
 
自分の人生を
一緒に取り戻していきましょう。
 
お待ちしていますね。

 

 

 

 

カミヤカオリ

 

 

 

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