夕方から冷たい雨が降っています。
冬の間ずーっと晴天続きで
ぱりっぱりに乾燥していた空気も
少しは和らいでくれるかしらん。
凍っていた空が割れて
雨が降り出すと
そろそろ春だなぁ、、、
なんて思います。
明日からもう２月。
２月に入ればすぐに立春。
着実に春は近づいている。
春といえばいちご
ぐふふ
前振りとは
まったく関係ない話なんですが･･･
『ふつうの家庭に育ったのに
なんかうまくいかないなぁ･･･』
って思うことありませんか？
すごく裕福だったわけでもないけど
すごく貧しかったわけでもなく、
めっちゃいい学校じゃないけど
教育は受けさせてもらったし、
贅沢はそんなにできなくても
ごはんちゃんと食べさせてもらったし。
厳しい親だったけど
虐待されたわけでなし、
よく怒られたけど
それなりに可愛がってもらった。
”ふつう” に育ったよなぁ。
むしろ、
親には感謝しなくちゃ。。。
だけど。
なんとなくうまくいかない。
どことなく自信がなかったり、
自分のことが好きになれなかったり、
ついネガティブな方に考えちゃって
自分からチャンスを逃したり。
かと思うと、
逆に妙なテンションで無理して
いい人を演じちゃったり
周囲の目を気にし過ぎて
本音が言えなかったり･･･。
わけのわからない怒りに
振り回されることもある。。。
なんなんだろう、、、。
うっすら
「子どもの頃のこと」
が関係あるとは思うけど、
いまさら親にどうこう思っても
過ぎたことなのに
どうしようもないし。。。
だいたい、
ふつうに育ったんだから
この年になって
親にどうこう思う自分のほうが
いけないんだ･･･。
なーんて。
思いませんか？
・
・
・
私は思います。
思っていました、かな。
そして、
言葉に出すか出さないか、
の差はあれど
そう感じているクライアントさんも
けっこう多い、
と思うようになりました。
”ふつう” という幻想と
”うまくいかない” という現実。
ここにずれを感じているのに
感じないようにしてきた･･･
そんな方が
とてもとても多いのです。
そして、その感じているものを
”大したことない”
と軽く見ている人も多い。
本当はそこにこそ
最も見つめるべきことが
詰まっているかもしれないのに･･･。
いや、軽く見ているのではなく
”見てはいけない”
のほうが近いのかな。
自分はもういい年の大人なんだから
これについては
大したことないように
ふるまわなければならない。
親に感謝して
恩返しする年齢なのだから。
と、戒めとでもいうような
声が聞こえてきそうなのです。
確かにそうだ。
そういう年齢だ、私たちは。
だけど。
感謝の気持ちや
孝行することと同時に
過去のわだかまりや
終わっていない気持ち、
置き所の定まらない想い･･･
これらが存在することがある、
と認めることだってできる。
愛情と葛藤は
同時に存在することがある。
むしろ、
同居していることのほうが
多いんじゃないか。
その二つの感情を無理に
どっちか一つにしようとすると
おかしなことになる。
二つあるなら二つある。
そこからスタートだ。
どんなに ”ふつう” だと
思い込もうとしても、
自分にとってつらかったのなら
つらい環境だったのだ。
それを無視することも
ねじ伏せることもない。
それをそのまま感じる。
そこに
『うまくいかない感じ』の
根っこがあるとしたら
そのまま感じることが
新しいきっかけになると思うのです。
当時の ”つらさ” を消化すること。
それは親に感謝しながらでも
できることです。
つらかった感情を
閉じ込めるのではなく
きちんと消化して終わらせる。
それがどんなに大事なことか。
ここのところ
つくづく感じています。
閉じ込めたままでは
このうまくいかない気持ちは
いつまでもなくならない･･･
なんとかしたい･･･
その想いにお応えしたい。
閉じ込めた気持ちに
雪解けの日が来ますように。
カミヤカオリ
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