あの人とは価値観が合わないから･･･

価値観が合わない･･･

そんなセリフが飛び出すとき
ちょっと気をつけたいな

と思うことがありました。

みなさんも
『あの人とは価値観が違うから』
 

なんて言葉にすること
ありますよね？

私もあります。

それほど
密な関係でない相手なら

それでおしまいにしても

実生活に影響は
ないのかもしれません。

でも、
近しい相手だったら。

影響大ですよね。

恋人やパートナー、
親兄弟から親戚まで
友人知人
上司部下

どこまで求めるかは
差があるとしても

毎日顔を合わせたり

無視するわけにいかない
関係だったりすると

なかなか悩ましいところです。

価値観が合わない人とは
理解しあえないのでしょうか？

”関わらない” という
消極的対処法しかないのでしょうか？

考えてしまいます。

例えば。

お互いに大好きになって
付き合い始めたカップル。

最初は相性もぴったりだと
思っていたのに、

気づけばことあることに
衝突するようになった。

「価値観が合わない」
が登場する場面です。

これ。

合わないと感じていることが
嘘だとは思わないんです。

だけど、もしも、
 

「合わないのが当然」
からスタートしていたら

もうちょっと
違う発想もアリなんじゃないか、
 

とも思うのです。

合わないのが当然なら

「二人で合わせていく」
となるはずだからです。

放っておいて
最初からバチっと合うことを
期待するのではなく、

合わないことを前提として
二人で努力していく。

価値観は『合う・合わない』
ではなく

『合わせる』や『歩み寄る』、
『二人で新たに作っていく』

みたいな性質が
あるのではないかな、と。

いかがでしょう。

ジグソーパズルのピースを
イメージすると

『合う・合わない』

という ”点” で
判断することになりますが、

粘土のような
自由自在のものなら

『合わせる』
『歩み寄る』
『二人で新たに作っていく』

が可能だと思うんです。

時間軸が
”点” から ”線” に変わり

プロセスを
二人で共に育てていく、

そんな経験に
なるのではないでしょうか。

ロマンチックな映画の
イメージが根底にあると、

何もせずとも
バチっと合う人に出会うことこそ

”運命の出会い”

と方向づけられて
しまいそうですが、

そうじゃないパターンも
”運命の出会い” にできる。

そういう自由度があっても
いいかなー、

なんて思っています。

恋愛を例に取りましたが

結局、人と人の付き合いは

両者の努力、

親子であろうと
上司部下であろうと
ご近所同士であろうと

すり合わせようという気持ちを

お互いに持ち寄ること、

その考え方は
共通するだろうな、と
 

思っています。

『価値観が合わない』って、

一見、最終回答みたいな
雰囲気がある上に、

手詰まり感もあるし

諦める方向に
思考が行きがちですが･･･

「まてよ？」

と立ち止まることで
打開策が見えてくることが
あるはずです。

もちろん、
相手ありきな面はありますが

まだ努力の余地があるって
思えるなら

そして、
それが希望に感じられるなら

やってみる価値は
あると思います。

あの人との気になる関係が

いい関係に育っていきますように。

カミヤカオリ

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