心を柔らかく元気にするのは ”次” への切り替えより ”いま”

ひさびさに
やっちゃいましたね～。

左の人差し指を
切っちゃいました。

あー。

朝ごはんの準備中に
包丁でざくっと。

まだ寝ぼけていたんでしょうか？笑

けっこうしっかり？
切り込んでしまっていて
痛いのなんの。

いやはや
気を付けないと、です。

失敗したと思うようなことを
起こしたとき、

どんなことを感じるでしょうか？

「なんでこんなこと
しちゃったんだろう」

とか

「これも将来の糧」

とか

でしょうか？

どちらも

”感情” というよりは
”思考” ですし、

さらにいうと

どちらも

”過去” や ”未来”で
いま現在がありません。

心がより
柔らかく元気であるためには

思考よりも感情、

過去や未来よりも現在

に目を向けること、

とは多くの心理士が認める
ところだと思います。

思考が不要なのでも
ありませんし、

過去や未来を
軽んじるのでもありません。

思考を深めるのも
原因を追及するも
目的にまい進するのも

『いまここ』

の感情を十分に消化してから
なんだと思います。

いま現在に留まるとは、

悔しい
悲しい
恥ずかしい
腹立たしい

苦しい

そして
ちょっとほっとしている

そのほか、

言葉になる前の

ぐちゃっとしたものも含め

などさまざまな
感情がある、

それらに向き合うこと
それらをじっと見つめること

そんなことから
始まります。

それなくして ”次” はない
と思うからです。

”いま” を消化しないまま
”次” へ進んだこころは

いつ ”いま” 感じたものを
消化するのでしょうか？

消化されなかった感情は
どこにいくのでしょうか？

時とともに
消えちゃうのでしょうか？

いやいや、
一見消えたように見えるだけで

その実しっかり
心の奥底にしこりのように
残っている。

見つめ難い感情ならなおのこと
消えずに残っている

と思いませんか？

それだけ見つめ難い
感情だったのですから。

そう思ってみると

例えば
クライアントのお話を聞いていても

多くが納得できるのです。

ポジティブにあろうとするほど

”次”

に向かうことで
切り替えようとしがち。

それがぴったりくることも
あるのでしょうけれど、

私がおすすめするのは

”いまここ”

にちょっととどまって
自分が感じていることを
大切にすること

なのです。

それは無理に切り替えず

おのずと切り替わるのを
自分に許すやりかた

だと思います。

切り替わりたくなるまで
自分に猶予を与える

とでもいうような。

時間がかかるように
感じるかもしれません。

でもね、

そもそも
そんなに急がなくて
よいのではありませんか？

もっとゆっくり
自分の気持ちつきあって
あげてもよいように思います。

急いで次々と
こなそうとするから、

どんどん自分の感情を
殺して無視して

”亡き者” にして

ますますストレスを
抱えてしまっている･･･

そんな人たちが
どれだけ多くいることか。

ある感情が湧き上がった

ということを

無視せずに

あるものはある

の姿勢で付き合ってみる。

そこから生まれるものは

次々と進むことでは

決して手に入らない

自分の中の真実

だと思います。

次々とさまざまなことが起こる

忙しい日々の中で

なかなかむつかしいかも

しれないですが･･･

急がば回れ

は心の健康にとっても
有用な姿勢だと思います。

そして、
自分に優しくする、って
こういうことだとも。

何もご褒美なんて
買ってあげなくてよいのです。

すぐに立ち直らなくていいし
切り替えなくていい。

自分の心が求める
余白を与える。

落ち込む時間をあげる。

何より優しく扱っていると
思います。

それは必ず

生きる強さになります。

誰かを支える力になります。

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