９月は小説が多いですね。
うち推理ものが３冊、
これも私には多いほうかな。
先月につづいて天野本。
こちらも面白かったです。
犯人像はざっくり予想通り、
でも、こまかいところがやっぱり
分からないんだよな～。
こちらも天野本。
トリックというか、仕掛け？は
割と淡泊だったかな。
これはお友達に紹介してもらって
手に取った本。
「あ～、やられた～」
と思いました(笑)。
最後のネタばらしのところでね。
「なんか変？」
と途中、こまごまと心の隅に
ひっかかっていたことのいくつかが、
最後につじつまがあう、という。
セラピーやっててもそうですが、
いかに自分の思い込みを外すか、
そして「あれ？」と思ったことを
通り過ごさずに、立ち止まるか、
この大切さを再認識しました。
それにしても、
「ん？」と思っていただけに、くやしー(笑)。
川上本と、小川本。
どちらも不思議な世界に連れて行ってくれる。
どちらも大好き。
ですが、
川上本は心の体力があるときに
読みたい本。
なのでタイミングを選ぶ(笑)。
小川本も異次元につながるような
ストーリー展開なんだけど、
川上本より、現実に片足残してる感じ。
まぁ、個人的な印象なんですが。
それと、
これは短編集なんですが、
どれも動物のかかわりが
こんなに濃密に優しく描かれているんです。
私は
ビーバーとタツノオトシゴの
ストーリーが特に気に入りました。
その流れで小川本、さらに追加。
右のほうは異空間ストーリー(笑)。
あんまり右脳で考えずに
感覚的についていく。
それを許してくれる作品です。
一方、左側は
ねっとり粘つく空間に身を置くような･･･
なんともモヤっとするお話。
かの有名な『ロリータ』を小川視点で
書き直したらこうなるのかしらん？
と思ったり、思わなかったり？
９月は小川作品が中心だったような(笑)。
左の作品、
これもいい！大好きです。
読んだ順番としては、
上の短編集の次だったかな。
偶然ながらいい流れで読むことができて
余計に気に入った本。
右側、遠藤周作。ひさしぶり～。
狐狸庵先生の作品はいくつか
わははと笑いながら読みましたが、
こっちのシリアスサイドの作品は
久しぶりじゃないかしらん。
ある臨床心理士が
「日本人の死生観を描いている」
と紹介していたんですが、
私は
しいて言えば「宗教観」かなぁ、
なんて思ったり。
何をよりどころにして
人は生きるのか？はたまた死んでいくのか？
なかなかに重たい読み応えです。
こちらもひさびさ、中島作品。
『小さなおうち』
で初めて出会って以来、
地元の図書館にあるのはすべて読んだかな。
どちらも面白かったですが、
『かたづの！』
よかったです。
どちらかというと、
これもちょっと普通の世界というより、
異なるものの世界からみた
人間世界、みたいな。
まぁ、中島作品は
妻がシイタケになったりするくらいですから、
生き物が別の存在になるくらい、
まだ理解しやすいです、ね？(笑)
めずらしく、直感で写真集。
面白かったです。
風刺画、写真バージョン、
というところでしょうか。
同一作者の２作品目。
二匹目のどじょうはいなかったようです。
なんでしょうね。
なんとなく絵とか、写真が気になっているようです。
ハードルを感じる画材ですが、
水彩画、憧れます。
引き続き、オープンダイアローグ。
これはしばらく注目です。
左側の一冊は
８月に私も読んだ齋藤先生の書籍をもとに
専門家がディスカッションしています。
副読本としてお助けになります。
「あー、そうそう、私も思ったー！」
「そう、そこが分からないよねー！」
と、ほっとしながら読みました(笑)。
まだまだ端緒についたばかり。
食い下がっていきたいところ。
というわけで、
小説にかたよったラインナップでしたね。
１０月も本とのいい出会いが
ぼちぼち始まっています。
今、ちょうど読み止しの本が
めちゃめちゃエキサイティング！
よもや、今年のベスト本が
出てしまうかも！？
そんな勢いです。＾＾
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