陸前高田に行ってきました。 | 熱血 塾教師 けーちゃん先生があなたを元気をにします。 

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塾の教師です。塾をはじめて23年目です。塾の指導と並行してテニスコーチ、ダイエット指導も携わってきました。色々な人に出会い、色々なことを学んできました。このブログを読んであなたの悩みが「大したことではない」と思って頂けたら幸せです。

生徒の一人が、夏休みを利用し、被災地の陸前高田に行ってきた。

そのSさんとお母様が、私たちに現地の様子を生々しく語ってくれた。


彼女の父親の友人が、陸前高田に住んでいた。

あの津波で、おじい様とお婆様を亡くされ、家も流されたという。


津波の影響で家族も離れ離れになり、親子が会えたのは地震後4日後だったらしい。


最初の10日間が本当に辛かったそうだ。

まず、家族がどうなっているか分からない不安、食べ物がない空腹の苦しさ、

寒さとの闘い、壮絶だったという。


その場に居合わせた人でなければ、この苦しみは分からないだろう。


現在その知り合いは、仮設住宅に暮らされているという。

泣いているばかりでは始まらないと、悟り前を向く事が出来たのは

つい最近だったという。


その家族に現在欲しい物を聞くと、物資は何でも揃うが、子どもたちの心のケアーをしてくれるカウンセラーが足りないと話されたいう。


やはり、子供たちは少しの余震で「怖いよ、怖いよ」と泣き叫び、親に抱きつくという。

また学校でも余震が起きると、泣き叫ぶ子が沢山いるらしい。


大人でもあの地震がトラウマになっている人が多い。

子供たちは尚更だ。


子供の心の地震の恐怖を取り去るために

国を挙げて専門家がチームを作り、フォローする必要があると感じる。


私が所属するカウンセラー協会でも、対応に苦慮している。

大災害の後の子供たちの心の傷のフォローに携わった経験が少ないからだという。


子供の心にすぐに効く薬はないかもしれない。

しかし時間だけが子供の心を癒すのでは、あまりにも情けない。


心の苦しみは、吐き出すことで和らぐという。

子供たちが「苦しい、辛い、怖い」と訴えられる場所を作り

大人が支える。そんな場所を沢山作って欲しい。


カウンセラーの資格を持つ私だが、そんなSさんの話を聞き

何も出来ない自分の無力さを改めて感じた。


もっと勉強しなければ・・


私も受験が終わり一段落をしたら被災地に向かい

私が出来る事をしたいと考えている。


その友人は、この震災で多くの物、人を失ったが、「人間はどんな困難も乗り越える力がある事が分かった。」と話された。



「人間には困難を乗り越える力がある」



そうだ。負けるものか。どんな時も負けるものか。

へこたれるな・・


そんな強い心は、愛と経験から生まれる。

温かい心と愛で、被災地の子供たちを見守って欲しい。


いよいよ明日から夏期講習も後半戦を迎える。

子供たちに、熱い指導をしていきたい。



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