「あー、やっぱりできへん」

「苦手ー!!ヤダー」

 

今日も一人つぶやいてるA君、小学4年生。

 

「できない」 と嘆くのは、

 

・自分の考えを述べること

・選択肢を選んだ理由を書くこと

・~の場面の要点をまとめること  などなど

 

A君の場合、とにかく記述問題になると

 

それまですらすら動いていた手が

ピタリと止まり、独り言が始まります。

 

こうした問題で苦しむ原因は、

 

文章中に書かれていないことを

書かなければいけないとき。

 

書かれていても全部抜き出せぬ、

いわゆる「要約問題」

 

「自分がどう思うのか?」

「何を聞かれている?」

「どう答えたらいいの?」

 

こうした漠然とした疑問から

不安な気持ちになっていき、

 

「書けない。できない。」となる。

 

これはただ、答え方を

トレーニングされていないだけです。

 

まず、

 

「自分はどう思うか」

 

作文や感想文で求められることですが、

小学校低学年でもよく問われます。

自分の思っていることなのに、

書けない、というかうまく表現できない。

 

うちの生徒のなかでは男の子に

苦手意識が多いですね。

 

これは、文を読みながら、

設問の周辺で、

 

「どう思った?」

「悲しい?うれしい?悔しい?」

 

と聞いてあげます。

 

そうすると、

 

「僕なら悔しい」などと気持ちを発します。

 

これです。最初はこれでいい。

 

文章を読みながら、

あるいは書きながら、

 

「どう?」と合いの手をいれると、

気持ちを書きやすい。

 

本来なら子どもたちにとって、

文章を読むことは楽しいことで、

途中でこんな質問など

すべきではないのですが、、、

 

そこは、お勉強ぐすん

 

 

他にも、理由を述べたり、

要約を書いたりするときも

 

「どこら辺に書いてあるか

だいたいわかる?」

 

と大まかな範囲を選んでもらいます。

そうすると、よく分かってはいるのです。

 

「そうそう、そこらへん。

線引いておこうか。」

 

最初は丸写しでもいいのです。

だいたい合っていればOK.。

 

文を書くことが嫌いな子どもたちは

自分が書いたことが間違っているんじゃ

ないだろうかと不安になるからです。

 

おおよそのパターンが掴めてくると

 

次は削ぎ落しの練習。

 

要約で大切なことは『述語』

 

まず、述語を書いてもらいます。

 

そして、その述語を説明する言葉を

上にもってきてつなぐ。

 

副詞や形容詞など飾りの部分は、

 

「ここは要らないね。

ここも余分な話だね~、なんでかなあ」

 

などと言いながら不要な部分を

そぎ落とす練習をます。

 

高学年、中学生になると言い換え表現も必要。

 

なぜなら二つの文をくっつけたり、

長ーい文をまとめたりする必要があるからです。

 

 

ざっくりですが、当塾でしている

国語のお勉強方法でした。

 

さて、記述問題で苦しんだA君、

今週末に2年間の予定でアメリカへ。

どうぞ国語がさび付きませんよう。

 

お母様にはおうちでできる国語学習法を

伝授させていただきましたドキドキ