今日も宿題してきてない
約束したことが守れない
また同じ間違いしてる
ア"ー、また野良猫にエサやって
(この野良猫ちゃんの件、ホント迷惑
うちの周辺にいりゃ、美味しいものが
入手できると思ってるじゃん )
子どもたち相手にしてると
こんなことは日常茶飯事
で、こういう状況下で
私たち大人が言うことはたいがい、
「どうして宿題して来ないの?」
「なぜ約束が守れない?」
「何度も同じ間違いするのはなぜ?」
「どうして猫にエサやるの 」
というようなことではないでしょうか
久々に国家試験の勉強していて
そうだったー、と気づいたことが
カウンセリング場面では
「why なぜ」という質問は控えて、
「What 何が 」とか、「How どのように 」を
使う方がよろしい、ということ。
その理由は、
人は、特に自分に落ち度があると
わかっていたり、その場の雰囲気で
叱責をうけそうだと感じると、
「なぜ・・・」という質問には
『責められている』と無意識に反応して
抵抗の構えになってしまい、
言い訳を考えるからです
そういう覚え、ありませんか
「なぜ、こんなミスをしたの 」とか
「どうして遅刻したの 」とか
「まだできてない どういうこと 」
とっさに言い訳考えませんか
私は・・・あります
朝寝坊して会社に遅刻しそうな時、
起きた瞬間に考えましたもの
「母の具合が悪くて・・・ 」
(元勤務先の皆さん、ごめんなさい )
という訳で
子どもたちに言い訳させなくて済むように、
さらに彼らの気持ちの深いところへ届くように、
「何かあって宿題できなかったんだね 」
「何か約束守れない理由があったのね 」
「何か間違い繰り返す原因があるんかね 」
「猫にエサやっちゃあかんてゆうとるやろうが 」
と言いたいところをグッとおさえて(;^_^A
「何か猫にエサやらなきゃと思うことあるんだね 」
というように共感をもって問いかけます。
さらに、
「じゃあ、どうしたら
できるように(しないように)なるんだろうね」と
自ら解決策を見つけられるよう促す
結局、人は誰かの指示を受けたり、
注意やアドバイスに従うという受け身では
同じような間違いを繰り返します。
自ら、できない(やってしまう)理由を考え、
解決策まで熟慮できるようになれば
私たちの小言も減少するでしょう