3月初旬の頃、2週間ぐらい前から歩くときに足腰がおぼつかない時が多くなってきた。
踏ん張りが利かず足が開いてしまう。
なので少しでも歩きやすいように、敷物を敷いたりして対処していた。
ある晩2階の自室から大吉くんのいる1階のリビングに下りて行くと、いつも寝ているベッドにいない。

「あれ!?どこにいるんだ?」

ベッドの方向に頭を向けて、2メートルほど手前で行き倒れのように転がっているのを見つけた。
とうとう自力で歩くことができなくなっていた。
ベッドにすら戻れないのだ。

突然のことでそれはそれは驚いた。
急いで抱きかかえてベッドに連れて行く。
冷たい床で助けも呼べず、しばらく転がっていたかと思うと悲しくなった。
元気もなく、吠える気力もなくなっていた。

次の日獣医さんに電話をすると、ミニチュアダックスの持病である椎間板ヘルニアの影響だろうとのこと。
以前からそういった話は聞いていた。
とうとう来たか。。
身体に力が入らずぐにゃぐにゃなので、車に乗せて連れて行くのは可哀そうだとその時は判断した。

「いやこれは大変なことになった。」

すぐにネット通販でおむつや床ずれ防止用のベッド、ボディータオルなどを買った。
大吉くんは寝たきりになった。
それにしてもネット通販は便利だ。
ピンポイントで必要な物が翌日に届く。
便利な世の中になったものだ。

何もかも初めてのことで最初は試行錯誤、悪戦苦闘。
おむつはサイズが合わなかったらしく、まるで若者の腰パンのようだ。
その光景に思わず両親と笑った。
何はともあれ、笑える余裕があるのはいいことだ。

果たして、5月9日の17歳の誕生日を迎えることができるだろうか。
不安が頭をよぎる。
まだまだ一緒にいたいんだ。
寝たきりだろうがそんなことは関係ない。
居てくれるだけでいい。

甘く見ていた。。(滝汗)
寝たきりワンコを世話することは想像以上に大変なのであった。

さて、さてさて、今日はこの辺で。


こんな感じで毎晩寝ています(毎日がキャンプ)


一昔前の若者顔負けの腰パンをキメる(腰ですらない)