正直に言います。大吉は今、軽躁状態(軽い躁状態)だと思われます。しかも、ここ3ヶ月ぐらい続いていると思います。体調が万全ではないのにも関わらず、集中力がどこまでも続きます。自分で認識できるのです。いつも以上にいろんなアイデアも湧いてきます。少なくとも通常の自分ではありません。この状態は、過去に2回ほど経験があります。一度目は「真面目な話」の中の「軽躁状態のエピソード(その1)」でお話した、大学受験の時です。

 二度目は教員採用試験の時です。この時は、キャンプインストラクターとしてフルタイムで働きながら、通信制大学で教員免許取得のための勉強をしながら、なおかつ、教員採用試験の勉強も同時進行していました。スイッチが入り、1年間に渡り集中力が途切れることなく、結果として一発で合格することができました。

 倍率は10倍程度だったと思います。36歳の時でした。年齢制限があるため、チャンスは2回しかありませんでした。その切羽詰った危機感も、スイッチが入る一つの要因だったと思います。数年間チャレンジしても、結局合格できずに諦めてしまう方も多数いました。周りから見たら、大吉のケースは奇跡のように映っていたようです。

 小学校の採用試験には、筆記試験(学科試験、日本国憲法や教育法規)、実技試験(水泳、ピアノ、跳び箱、マット運動)、論作文、模擬授業、集団面接、個人面接がありました。大吉はこれらの試験を全て受け終わった時、合格を確信していました。自分で言うのもおかしな話ですが、全てが完璧でした。

 特に模擬授業(架空の生徒指導を一人でやります。)、個人面接は神がかっていたと思います。それぐらい、冷静かつ、文句のつけようがない出来だったと自分では思っています。面接官が求めている反応を即座に理解し、実行することができました。ですから、採用通知が来た時には特に驚きませんでした。そして、大吉はその年に採用された方たちの代表として、来賓の方々を含む大勢の前で挨拶までさせて頂いたのです。

 そして今が三度目と思われます。一番の決め手は睡眠時間の短さです。これは、軽躁状態の典型的な症状なのです。主治医もその点が一番気になったようです。ただ、一般的な軽躁状態はテンションが上がるのです。理由もなく楽しい気持ちになったり、根拠のない自信で溢れたりなど。つまり、生きているだけで楽しい状態なのです。

 そして自分を抑えられないぐらいに度を超えてしまうと、様々な危険を伴います。今まで築いてきた友人関係をあっけなく放棄してしまったり、取り返しのつかない事態を引き起こしてしまう可能性があるのです。上司と喧嘩して会社を辞めてしまうなど、非常に深刻な事態に発展してしまうこともあるそうです。

 しかし、大吉はなぜか冷静なのです。いわゆる、教科書に載っているような典型的な軽躁状態ではないのです。特に浮かれているわけでもありません。むしろ、気味が悪いぐらいなのです。得体の知れない何かに、乗り移られているような気さえします。「自分が自分ではない感じ。」というのが、最も適切な表現かもしれません。

 躁状態やうつ状態の時には、人生を左右するような決断は避けるべきと言われています。どうしても、物事を冷静に判断できないからです。ですから、信頼できる主治医であったり、相談機関の存在がとても大きいのです。信頼関係がないと、なかなか聞く耳を持つことができないからです。





大吉(戸祭編②)




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