中学受験生の体調管理を!


今日も私のブログにお越しいただきありがとうございます。



夏期講習が佳境に入っている頃だと思います。

ところが、昨年も
「中学受験と不登校(257) そろそろ生活リズムが崩れる頃です」

で書かせていただいたのですが、そろそろ生活リズムが崩れる頃であり、疲労が溜まる頃です。


今年は、それと、この暑さです。

異様な暑さで、ものすごく体力を消耗していて、体調を崩す子どもがかなり出ていると、大手進学塾の先生方からお聞きしています。

クーラーの効いた涼しい環境で勉強しているのだから、そんなことはないと思われるかもしれません。

ところが、移動の際には、猛烈な暑さの中を動きます。

人数が多い大手進学塾では、どうしても設定温度が低い目になります。

学習環境として27℃くらいになっていたとして、外が35度くらいあれば、移動時間や設定温度によっては、8度から10度の気温差があります。

 

1日の気温差が10℃以上あれば、自律神経が大きく乱れ、体調を崩しやすくなり、精神的にも不安定になりやすくなると言われています。

 

「寒暖差疲労」と言われていて、寒暖差疲労の症状は、疲労感・倦怠感・だるさ、首肩こり、冷え、皮膚のかゆみ、めまい、気分の落ち込みなど様々あることがわかっています。

 

塾の教室から外に出るだけで、一瞬で10℃近い温度差に、体は対応しきれません。

 

この寒暖差疲労が一番出るのが8月上旬の今くらいなのです。


また、涼しい教室の中にいると、意外と水分を欲しいと感じないことが多いのです。

 

その上、エアコンで乾燥した空気の中に長時間いて、外の暑さでさらに汗をかき、水分を奪われてしまいます。

結果、軽い脱水症状になり、外を歩きだして簡単に熱中症になってしまうことがあるのです。

 

受験勉強による疲労のため、免疫力の低下もあります。

そのため、簡単に感染症にかかってしまいます。


この天王山と言われる夏期講習で、体調不良で3日も4日も休むことになれば、かなり子どもは焦ることになります。

実際に、なかなか勉強する状態に体が戻ってこないことも出てきます。

そうなると、子どもにとっては、かなり辛いことになり、勉強する意欲もそがれてしまいます。


これは、高校受験生でも大学受験生でも同じことが起こっています。


この夏の暑さでも、エアコンが効いているから安心と思わずに、子ども達の体調管理・健康管理には、ご家族は十分に注意してあげて欲しいと思います。