点数を上げる生活とは?
今日も私のブログにお越しいただきありがとうございます。
昨日まで、テストの点数は簡単には上げられない、と言うことをお伝えてきました。
テストは勉強だけをしていれば、点数を上げられるというわけではないことは、お分かりいただいている方もたくさんいらっしゃいます。
点数を上げようと思ったら、学習面、精神面、生活面、感情面など、あらゆる条件をそろえないと、点数を伸ばしていくことはかなり難しいことは、少し考えればわかります。
学習面だけでも、学習内容、学習計画、時間配分、基本事項の理解、問題のレベルと演習問題量、間違い直し、テスト中の時間配分などを、しっかり考えないといけません。
ところが、勉強だけしていればいいんだ!というご家族が結構います。
特にお父様です。
そんなこと考える前に、まず勉強だ!とにかくやっている量が少ない!
というお父様がいらっしゃるのです。
何とも懐かしい感じがします。
私もどこかではそういう思いがないこともないのですが、それだけでは、うまくいかないことをよくよく知っているので、それには納得できません。
こういう方がいらっしゃるので、前回、精神的に落ち着いていて、感情面でも辛い、苦しいような状態よりは、楽しい、うれしい、機嫌の良い感じで勉強する方が、明らかに勉強の効率は良いとお話ししました。
では、落ち着いて勉強するためには、どのような生活をすればよいのでしょうか。
すぐここで、規則正しい生活、とおっしゃる方がいらっしゃるのですが、規則正しくなくても、成績の良い子どもなんて、ものすごくたくさんいます。
そもそも、ご自身が子どもの時に、親に厳しく言われなければ、規則正しい生活なんて、しなかったと思いませんか?
しかも、今の子ども達は、塾があったり、習い事に行ったり、毎日、同じパターンで生活はできません。
ですから、お子さんに心身ともに負担のない生活パターンを、1週間単位で考えて、しかも、余裕を持った状態でスケジュールを考えると、うまくいきます。
その中に、遊び、リフレッシュの時間をちゃんと取っているかも大切な要素です。
ガチガチに勉強ばかりの予定を組んで、それをこなせると思うご家族は、お子さんを潰してしまう可能性が高いです。
それをどの程度にするのかは、お子さんとご相談していきながら、一緒に考えるのが一番です。
この1週間の予定が決まったら、遊びも勉強も、時間が来たら止めるようにしていきます。
遊びは切り上げさせるのに、勉強だと「キリのいいところまでやってしまいなさい」と時間になっていても切り上げさせないご家族が本当に多いです。
どちらも、時間が来たら切り上げて休憩したり、次の教科をしたりしないと、勉強する教科に偏りも出てきます。
そんなにきっちり、きっちりでなくていいのですが、それでも限度があります。
そうしないと、睡眠時間の確保ができなくなってしまうのです。
この睡眠時間は、どんなことをしても削らないことです。
睡眠不足が何よりの勉強の敵です。
しかも、どのくらい眠れば良いのかは、子どもによって異なります。
ですので、それも子どもによってどのくらい眠る時間を確保するのかを考えて、スケジュールを一緒に決めていくことは、とても重要なことなのです。
寝不足のままで勉強して、効率を下げてしまい、結果的に点数が上がらない、成績が悪いままということは、とてもよくあることです。