どう考えるか
今日も私のブログにお越しいただきありがとうございます。
二人の女の子がいました。
中学生でした。
半年くらいの違いで、二人ともお父様が亡くなられました。
二人とも、悲しみに暮れていました。
しばらくして、二人の女の子は悲しみの中から立ち上がろうとするようになりました。
一人の女の子は、今まではおっとりとした穏やかな感じの女の子でしたが、キリっとした感じでテキパキと自分のことをするようになってきました。
そうは言っても、お父様が事故で亡くなり、ショックを隠し切れないでいました。
もう一人の女の子は、成績も学年でもトップクラスだったのですが、少しずつ成績も下がってきました。これまでは、何事もそつなく、しっかりとこなしていたのが、何となく緩い感じになっていきました。
やはり、お父様が長い闘病生活の末、この世を去られたことは、覚悟をしてはいましたが、かなり堪えているようでした。
両方ともが私の教え子であるというだけで、二人はお互いのことは、何も知りません。
この二人がどうなっていくのかを、見守っていたのですが、お父様を事故で亡くした女の子は、そのショックに耐えながら、ものすごく勉強に打ち込むようになりました。
そして、今まではおっとりして他人の考えに流されがちだったのに、自分の考えをしっかりと持つようになり、公立高校から大学の看護学科に進学して行きました。
もう一人の女の子は、地域で2番手の公立高校に進学し、難関国立大学にも届くくらいの成績を取りながら、高校卒業後、周囲の反対、特にお母様の反対を押し切って、亡くなられたお父様のお知り合いの方が社長をされている会社に就職をしていきました。
どちらの女の子も、自分の意志で進路を決めています。
私は相談は受けましたが、最終的には、本人の決断でした。
お読みいただいた皆さんは、どうお感じになられますか?
この子ども達は、何を考えて、どうして、その進路に進んでいったと思われますか?