Youtubeやゲームをやめさせたい


Yotubeやゲームをやめずに、勉強ができなくなっていく子ども達は、たぶん、世の中に数多くいると思います。

ここでも、何度もこの話にふれてきています。

でも、このご相談は後を絶ちません。


これをやめさせたいと、ある時からご家族はその戦いに突入していきます。


でも、いつも思うのです。


これ、誰が与えたのですか?


Youtubeを見たり、ゲームをする機械を与えたのは誰ですか?

買うお金を与えたのは誰ですか?


与えておいて、いざ、やめないからと、とりあげて、大喧嘩して、家の中が殺伐とした状態になることを子どものせいにしているのは、誰ですか?


それは、あなたです。

ご家族なのです。

そうなることも、十分に覚悟して与えたのではありませんか?

実は、そうならないと勝手に思い込んで、そうしたのであれば、それは、買ったご家族が甘いのです。

そんな事例は山のようにありますし、その様子をご覧になることなど、いくらでもできるのです。


本気でやめさせたいですか?

行動で区切ることは、小学生くらいならできますが、もう、中学生・高校生では、その行動もとらなくなります。

ご飯を食べなさい、お風呂に入りなさいなどと言って、行動で区切ろうとしても、行動しなくなるのです。

だから、行動で区切れるのは、せいぜい小学生か中学1年生くらいまでだと思います。

なら、どうするのか。


ご家族も不便になることを覚悟のうえで、ご家族もスマホもWi-Fiもタブレットもパソコンも、全部、やめて、昔ながらの生活にすることです。

本気でやめさせたいと言うのであれば、その「覚悟」がいるのです。

自分達は必要だからと、使い続ければ、それを奪い、そのスマホでYoutubeを見たりゲームをするのです。

親のスマホだから課金し放題になってしまっていることもあります。

それでは、どうにもならないのです。


覚悟がなさすぎるのです。



北陸で大きな地震が起きました。

一瞬にして命を失ってしまうのです。

私も阪神淡路大震災で家が壊れてしまうことを経験しました。

生きていたことが不思議なくらいです。


東日本大震災、中越地震、北海道胆振東部地震など、地震だけでも日本の各地で起きるのです。

命を失うことを思えば、スマホを取り上げ、本気でスマホをやめさせることなど、何の問題もないはずなのです。


「最高の教師」というドラマがありました。

松岡茉優さん演じる3年D組担任の九条里奈先生が、卒業式の日に、クラスの誰かに突き落とされて、死ぬ直前からドラマが始まります。

第一話で、九条先生は、自分は一年後に殺されるなら、どんなことをしてもクラスを変えると覚悟するシーンがあります。


命を失うくらいなら、どんなことをしても、Youtubeやゲームなど、やめさせることは簡単なはずなのです。

やめさせられないのは、そこに、「覚悟」がないだけなのです。

親が本気でないことを見透かされているのです。


その覚悟では、子ども達は動かないのです。

大人の本気を見せない限り、変わらないのです。