性の問題、特に世界のスポーツのトップレベルについて
今日も私のブログにお越しいただき、ありがとうございます。
感謝申し上げます。
少し考えてみて欲しいと思います。
2人の高校生の男女がいます。
この2人はトランスジェンダーではなく、肉体的な性と心の性が一致していて、身体能力的にとても優れていて、オリンピックや世界選手権などを狙えるだけの選手になれる可能性が十分にあります。
この2人が同じスポーツをするので、同じメンタルトレーニングを行い、同じ筋力トレーニング、それも、かなりハードな筋力トレーニングを行なったとします。
この2人が同じスポーツで個人戦で戦ったとしたら、どちらが勝つと思いますか?
精神的な強さは変わらず、受けてきたハードな筋力増強のトレーニングも同じだとして、この2人が同じスポーツで戦うのです。
どちらが勝つでしょう?
もちろん、「運」というものがあることはわかっています。
その「運」という条件を無くして、純粋に直接対決です。
イメージしやすくするために、柔道で考えてみてください。テニスでもいいでしょう。
どうですか?
私は男性が勝つと思います。
私は、鍛えるための条件を全て同じだと考えた場合、どれだけ身体能力が高くても、根本的な性の違い、生物学的に言えば、性染色体のX遺伝子だけを持つか、XとYの両方を持つかでは、鍛えた後の体の状態は、圧倒的に男性の方が、鍛えられていると思うのです。
筋肉のつき方、骨の強度の上がり方は、性によって違って当たり前なのです。
だから、どのスポーツでも男女の区別をして、競技を行なっているのです。
ところが、ここで、最初の2人の男女のうち、男性が、実は、すごく心は女性で困っていたのです、と言って「女性」であることを主張し、それが認められたとしましょう。
そうすると、この男性が「女性」として競技に参加したら、最初のもう1人の女性が優勝できるだけの人であったとしても、この男性には勝てなくなってしまいます。
トランスジェンダーで苦しまれた方にとっては、差別がなくなることは、間違いなく良いことだと思います。
ですが、一緒に考えてきたみたいに、競技の参加、特に世界のトップレベルのゲームについては、慎重であるべきだと私は思うのです。
なぜなら、根本的な遺伝子の違いが生む肉体のでき方の違いは、生物学的なものによってしまうところが大きいので、女性の世界レベルがどれだけ高くなったとしても、男性の世界レベルと比較できるものではないのです。
その点を考えると、生物学的には男性だったトランスジェンダーの女性選手に、生物学的に女性で性の自認も女性選手は、かなりのハンデを背負う可能性を否定できないのです。
そういうことも、子ども達には「差別はいけない」ことと一緒に教えて欲しいと思うのです。
一方向だけの考え方だけでは、別の問題が起こる可能性があるのです。
これが文部科学省が新しい学習指導要領で重視している「多面的、多角的」な視点だと思うのです。
そう思いませんか?