第千三回:ゆたかや(2019-085) | 竹井邦明 公式味噌煮込みうどんブログ

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あちらこちらで食べ歩いた味噌煮込みうどんの話を書いていくという、下らないウェブログです。

今日は仕事を昼までで上がり、途中で寄り道をしながら京都から名古屋へ移動。これといって急ぐ用事もないので、気が楽な移動。
さて、名古屋に到着したのは17時少し前。無理のない程度に行けるうどん屋も限られているが、その中で南区の商店街にある渋いうどん屋を目指す。到着すると、17時を過ぎているのに営業していない。が、店内には灯りが。10分程度、周辺をウロウロして戻ると、無事に営業を開始していた。

愛知県名古屋市南区の「にたかや」にて。
大通り脇の静かな商店街の中で、ひっそりと営業しているお店での一杯。
なお、残念ながら味噌煮込みうどんは季節提供だが、幸いにも鍋焼きうどんは出来るとの事で、オーダーしたのは「みそなべうどん定食」(原文ママ)。

名鉄名古屋本線の本笠寺駅から北東に100mばかり。ほぼ駅前にあり、駅と笠寺観音を結ぶ通りに連なる笠寺観音商店街の中に位置するお店。外観からは、相当な年月を過ごしてきたであろう事が伝わる。商店街の中のお店らしく、奥に細長いのが特徴的。店内は変わった造りで、中央に店側の作業スペース(流し、給湯器等)があり、それを挟んで左側には4人掛け、右側には6人掛けのテーブル席が並ぶ。店内も相当に古びた印象。
さて、オーダーしてからうどんが運ばれてくるまでに要した時間は10分ちょっとと標準的。届けられたのは、見るからに癖の少なそうな一杯。おつゆは豆味噌を使っている。色合いは濃いのだが、かなりサラサラとして飲みやすくはあるが印象には欠ける。麺は太さのバラつきを考えると手打ちだろうか。全体的にはやや平打ち気味で太い麺が多いが、喉越し重視の麺で煮込まれてやや負けている感は否めない。
なお、上にピーマンが添えられたキャベツのサラダが定食には付いてくる。割と量が多く、何となく健康的な気分。

少しパンチが足りない気もなくはないですが、味付けを考えれば健康的な一杯のような気もします。
なお、このお店の外に掲げられた看板には「うどん」の他に「ソフトクリーム」の文字が。恐らく、笠寺観音への参道として行き来する人に向けて提供しているのでしょうが、店舗入口すぐの場所に設置された機械はくたびれているのか、時折かなり大きなモーター音を唸らせていました。色々な意味で「味のあるお店」でした。
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