最近では珍しく、友人と夕食に出掛ける事になった。しかも、味噌煮込みうどんという条件付きで。
名古屋駅近くでの待ち合わせなので、西区で未訪問の評判のお店をセレクト…したが、万全を期して待ち合わせ前に店舗を訪問すると、何と「麺が品切れなので夜の営業は休み」との貼り紙が。仕方ないので、友人の自宅がある刈谷方面に方針転換。安城のうどん屋に向かってみると、無事に営業していた。
愛知県安城市の「双樹」にて。
本日の二杯目は、やたらと新しい雰囲気のお店にて。
なお、注文したのは「味噌煮込みうどん定食(天ぷら付)」(原文ママ)。
東海道新幹線と東海道本線が接続しながら、利用客の少ないJRの三河安城駅。その駅から北東へ約500mの場所にあり、真新しいマンションの一階にテナントとして入っているが、どうやら元々はこのお店の土地で、古くなった自宅兼店舗を建て替えた際にマンションになった模様。白い壁が特徴的な店内はまだまだ新しく、うどん屋という感覚があまりない。店内はテーブル席と、掘り炬燵のような座敷席。席の間隔が広々としていて気持ちが良い。
さて、19時過ぎだというのに先客なしで不安を覚えるが、数分後に客がやって来る。そして、こちらのオーダーから10分強、後から来た客と同じタイミングで味噌煮込みが運ばれてきた。何となく嬉しくない。土鍋に入った味噌煮込みからは、何かが香る。見ると山椒が振りかけられている。麺は手打ちだが、煮込み専用ではない。やや太めだが喉越し重視の仕様で、コシはあまり感じない。おつゆは豆味噌を使っている。やや甘めだが、そんなに主張する味ではなく、濃度もあまり高くない。
なお、天麩羅は獅子唐、茄子、筍、海老、蓮根、サツマイモが天つゆ付で盛られている。まずまずサックリとした揚がり具合。
煮込み料理とこの手打ち麺のマッチングは少し「?」という部分もありますが、全体的にはまずまずの仕上がりではないかと思います。
入店時に誰も客がいなかったので、友人と食事する機会という部分も含めて「やらかしたか?」と思いましたが、それが杞憂に終わったのが何よりでした。