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誕生石を身に着けたり、贈ったりする習慣はいったいいつから始まったのでしょうか。
宝石を十二宮(星座)と結びつける習慣や文化も多く、また、石の選び方は国によって異なるようですが、11月のがトパーズなのは一般的なようです。
いつもありがとうございます。
ここのところ毎回「貨幣」ネタですが今回は久しぶりに「石」です。
インペリアル トパーズ
ブラジル Ouro Prêto ↕28mm
ひと昔は「黄玉」と言われていたのを記憶しています。当時は近所でも産出していたくらいで、ハイキングで拾ってきたと自慢話を聞かされましたが、今はそれもないですね。
トパーズの名前はサンスクリット語の火炎 tapas からきてるとか。そして、トパーズは宝石としてでなく珪酸塩鉱物の標本としても人気があります。私のこれは色が薄いし、ひびがあるのでちょっと残念な標本です。
以上は宝石の話しでしたが、次に ついでに色が鮮やかな鉱物を載せます。
バナジン鉛鉱
モロッコ Tauz Mine ↔30mm
「褐鉛鉱」という名前のほうが有名かもしれません。主成分が元素「バナジウム V 」と「鉛 Pb 」ということでバナジン鉛鉱と名前がついたようですが、バナジンは北欧神話の女神 Vanadis(愛と豊穣の女神)が由来なので、これはお守りになりそうです。
光沢のある結晶の色彩と母岩の二酸化マンガン鉱のコントラストが面白いです。結晶の大きいものは高価です。
次の画像は金属です。金属光沢の虹色結晶が美しくて人気があるそうです。
ビスマス結晶
ビスマス Bi ↔24mm
これは最近になって医薬品や高温超伝導体の材料として注目されている元素ビスマス Bi の結晶です。他の金属と合金を作ると融点が低く(鉛フリーはんだ etc.)なり、単独では、こつをつかめば簡単(融点271.3℃)にこのような結晶を作ることができるので実験室でも人気のようです。鉛と違って人体に無害です。
美しさという観点では鉱物が貨幣として利用されていたとしてもよさそうだったのですが、やはり脆いとか変質しやすいとかが欠点だったのか、貨幣としては精練して金属にしてからの歴史を歩んだのでしょうかね。
スターバックスで金貨チョコを購入しました
これは外袋
鉱石の図柄の切手シート
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考文献 「美しい鉱物図鑑」 堀秀道 草思社
「宝石の写真図鑑」 キャリー・ホール 日本ヴォーグ社