黒川さんのセリカ 12/20 | 寿自動車の作業レポートと見せかけて…

ども、石川です

 

今回は黒川さんのST183Cの3S-GEエンジンのオーバーホールのお話です

黒川さんが新車から乗ってきた42万キロのエンジンは内部の摩耗は走行距離の割には軽微でしたが

補給部品の廃版が多く精度を上げてくみ上げることが叶わなかったので、予備エンジンをベースに

再生することに致します

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分解してみるまでこのエンジンも不安でしたが、開けてびっくり中々の上物と言えます。

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腰下は基本的にすべて再使用でもピストンクリアランスもメタルの合口隙間も基準値内。

クランクシャフトの振れも極微小でした。

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洗浄を終えたピストンとコンロッド。

重量合わせをして精度を上げて行きますよ⤴

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シリンダーヘッドは黒川さんのヘッドを使います。

全ての部品を外して洗浄します。

↑この状態に綺麗にするまでに1日以上掛かります。

で洗剤に漬けて細かい部分の汚れをもっと浮かせて取ります

 

綺麗になりました、ちょっと途中の画像がありませんが、バルブは排気側のバルブが2本再使用不可能で

中古エンジンから外したものを使用しました。

新品は廃版です(涙

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バルブシートのすり合わせを終えてバルブは組み立てた状態がこの画像です。

カムシャフトも洗ってあります。

 

なんと!ヘッドガスケットも廃版でした。探しまくって流用出来そうな新品(右)を見つけました

ちょっと水路が違うけど、トヨタ純正です。

(海外製はトラブルになったので2度と使わない!)

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クランクシャフトも洗浄済み。

スロットルボディーを点検と洗浄したり

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インジェクターを洗浄しゴム部品を交換したり

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補器部品のメンテナンスも進めています。

 

色々と流用祭りですがエンジンのガスケット類も何とか揃いました

エンジンが再生できます。正直ホッとしました。

 

この部品の組み合わせなら今後も何とか治して行けそうです。

オーバーサイズピストンとピストンリングが純正で買えると良いんだけどね

そもそもラインナップに無いという不思議な事実。

需要が低いか・・・

 

悲しんでられない!頑張って作業進めます!!