プリンパフェかプリンサンデーか
プリンアラモード、
どれでも好きなのをご馳走してあげる。
と、言われたら…。
(パフェとサンデーはプリンである
必要はないのですが、
揃えてみました。)
ちなみに今日はパフェの日。
フランス語の「parfait」は
アイスにソースや果物を
添えたパルフェ、ですが、
これがモリモリになって
日本でパフェになった説。
このパルフェ、は完全な、という
意味を持つところから、
昭和25年に巨人の藤本投手が
プロ野球史上初の完全試合を
達成したこの日が
パフェの日とされたとのこと。
日本でパフェが最初に
供されたのは、
明治26年の晩餐会。
日本で初めてあいすくりん、が
横浜で作られたのは
明治2年なので、
多少は世に知られているもので
あったのでしょう。
とはいえ、銀座の三越で
シャーベットが食べられるように
なったのは、
明治40年なので、
庶民が広く口にできるように
なるのはまだまだ。
それはいいけど、
サンデーとパフェって
何が違うの。
サンデーの方が気軽な
イメージもあるけれど…。
サンデーの発祥は、
19世紀のアメリカ。
アイスにチョコレートや
果物のソースをかけて
クリームやチェリーやナッツを
かける。
由来はよくわかっていないようで
説がいくつか。
サンデー発祥の地も
8箇所くらいあるようなので。
ひとつの説は、
日曜日に軽薄なものを
飲食してはならない、と
条例が出された
ウィスコンシン州。
ソーダは軽薄だ、とされて
困ったパーラー経営者が
アイスにチョコレートソースを
かけて提供したのが
始まり。
日曜日なのでサンデー。
ただ、教会に遠慮したのか、
スペルをSundaeにしたとも。
で。
由来がフランスかアメリカか
なので、
日本においては明確な区別は
されていないことに
なりますが。
なんとなく丸い平たい器に
ソースをかけたアイスと
果物などではサンデー、
細長い器に果物とアイスが
あればパフェと
棲み分けられているよう。
プリンアラモードはわかりやすく、
戦後にGHQに接収されて
しまった
横浜のニューグランドホテルが
作り出したもの。
米軍将校婦人たちのために
プリンとアイスのまわりに
果物を美しく並べ、
横長の器で提供したもの。
ちなみにアラモードとは、
最新の、流行の、という意味。
最先端のプリン?かな。
パフェの主役は
果物かアイスか。
コーンフレークが入っているのは
邪道か許されるのか。
王様はイチゴかメロンかマンゴー、
はたまた葡萄?
アフタヌーンと深夜と
どちらが「完璧な」
パフェタイムなのか。
食べたいけれど、
量も甘さも重い、
そんな人に楽しめるパフェは。
いやいや、身体中をパフェに
沈めたい、そんなあなたに
おすすめなパフェは。
いまや、これは
美しき日本の文化と
なっているのかも。
目にも舌にもうるわしく、
楽しませて頂きましょう。


