地球を正しく見ることの
できる地図は、地球儀のみです。

それを踏まえた上で。

赤道はどれでしょう。



これは模試や受験で
意外と出ます。
そして、意外とわからない。

ちなみに赤道とは。

① 緯度0度線

② 約40000km

③太陽にもっとも照らされる

赤道という呼び名は
中国で赤、は太陽や
南を意味するため、
太陽の通る道として
始まったようです。

約40000kmとなんだか
きりがいいのは、
そもそもメートルの
決め方が地球の大きさから
来ているため。

そして、赤道周辺は熱帯。

また、外向きの遠心力が
地球上でもっとも大きいところ。
          
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外向きの力が働いて
いるので、
赤道に近い方が
ロケットの打ち上げに
都合がよい。

種子島やヒューストンが
選ばれているのは、
そういうこと。

で。
赤道は、一番下の線です。

赤道は地球の真ん中、という
知識があるので、
地図の真ん中あたりだと
勘違いしがちなのです。

下の図にあるように
アフリカのへこんでいるところ、

アジアはインドネシア、
シンガポール。
(シンガポールの緯度は1度です)

南米はアマゾン川河口。
エクアドルは、その名が
ズバリ゛赤道゛です。

地図の問題では、どこを
切り取られて出されるか
わからないので
この3つのポイントを
覚えておくべし。




どうしてこんなに下なのか?

まずは、大抵の地図には
南極大陸がかかれて
いないため、陸地が
北半球に片寄りがち。

もうひとつは。

丸いものを平たく表すには
どこかに無理が出ます。

みかんの皮を向いて
広げ、長方形に
するとしたら?

よく使われるメルカトル図法
だと、北や南、
極に近い方が引き延ばされ
面積が大きくなります。

よくあるグリーンランド
巨大説です。

つまり、高緯度の国ほど
大きく描かれるのです。

高緯度の国、
それはヨーロッパ、
ロシア、アメリカ…

現在地球上で力を持つ国々。

彼らが大きく見える地図を
ずっと見続けているのです。

面積を正しく表示する
地図を採用すべき、という
声もあります。

赤道がやたら下に見えるのは、
メルカトル図法の地図だから。

赤道は、地球の真ん中を
通っています。

それは、真実。