
丸の内や渋谷の オサレな
場所に フランスのエシレバターを
使った 専門店 があります。
高いです。
エシレバターをお土産で
もらったことがあります。
確かに美味しいです。
香りもいいし 。
ですが、
あの値段を出してまで
買いたいかと言うと
うーん😔
現地では 半ポンドで
400円程度で売られている
そうです。
なので特に高級バターという
わけではありません。
日本でもカルピスバターなんかは
相当美味しいですし。
じゃあなんであんなに高いのか
って言うと 犯人は関税です。
バターの関税が約40%
プラス 重量に対してかかる税金。
もちろんそれ以外にも
輸送費、それも冷蔵しなくては
いけないので余計にかかります。
そして取り扱い側の利益
などですね 。
そんなわけで値段が現地の
5倍以上になるという仕組みです。
その関税とはなんぞや。
関税とは輸入品にかけられる
税金です。
その目的は 国の収入の確保と言うのもありますが
最大の目的は
自国産業の保護です。
安い輸入品がどんどん入って
きてしまっては 国内産業が
崩壊します。
国内産業を守るのは
国の経済を守ることです。
関税がなかったら
国産品は売れなくなる、
廃業者が増えることになりますし、
その産業そのものが衰えて行きます。
関税を自分達で決められる
権利、これを関税自主権といいます。
そんなん当然だろうと
思われがちですが
江戸末期 日本が開国した時に
各国と結んだ 修好通商条約。
これは 日本は関税を
自分たちで決めることができないという不平等なものでした。
日本が懸命に各国に追いつこうと
したのは 不平等条約を解消しようということも要因です。
関税率は物品の種類や原産地など
2つの要素で決まります。
アメリカと中国で 昨年揉めた
報復関税などというのもありましたね。
相手の国の商品を入れない
ために
関税を上げてしまうというやり方です 。
ちなみに日本で 関税が
高い 物は
米が800%
エンドウ豆が1100%
そして一番高いのは コンニャク芋の1700%です。
関税は輸入する側の負担になるので
1700%払って
こんにゃく芋を輸入する人
はいないだろうなぁ…😅