じゃがいもの生産量一位は、
と言ったら
何がなんでも北海道
何と言っても北海道
農業王国北海道なのですが では2位と3位はどこでしょう?

じゃがいもという一般的な食材だと🥔
たくさん作ってそうな茨城とか
それともやっぱり 農業と言えば
長野とかなんだろうか
などなど思い浮かぶかも
しれませんが
実は2位が長崎
3位が鹿児島 です。

この 上位3県は
ほぼ不動です。

不思議な気もしますが
農業で何が特産かというのは
気候などもありますが
何をどう作るかを決めたからというのも大きな要因のようです。

なぜ長崎かということについては
はっきりしません。
世界との窓だったので
いち早く持ち込まれたから
などという話もありますが 確証はありません。

ただ長崎と鹿児島で作る
ことによる明らかな利点が
あります。

暖かな 九州地方ですと
年に2回作ることができます。

北海道は年に1度大量に。
長崎や鹿児島では年に二度それなりの量に
といったところです。

春先に出回る新じゃがいもは
長崎・鹿児島産であることが
ほとんどです。

ついでにじゃがいもの歴史。

元々アンデス地方の 3000 M 級の
高地で作られていたものですが
16世紀の末にスペイン人が
持って帰りました。

最初は観賞用で
(花が綺麗ですし)
知らずに芽の部分を食べてしまった
スペイン人が毒に
当たってしまったため
悪魔の植物と呼ばれたりしていた様です。

日本にやってきたのは
約400年前の1600年頃
江戸時代初期です 。

インドネシアのジャカルタを
拠点にしていた オランダ人が
持ち込んできたため
(その頃ジャカルタはジャガタラと呼ばれていて そこから、)
ジャガタラからやってきた
いも
➡️じゃがいもになったという説が有力です 。

また馬鈴薯という呼び名も
ありますが
これは江戸時代の学者が
馬につける鈴の形に見えたから
馬鈴薯と名付けたそうです。

じゃがいもには
多彩な品種があります。

スタンダードと思われる
男爵薯 。
これは北海道にいた 川田男爵が
アメリカから 種を輸入して 北海道に広めた ところから
呼ばれているようです。

ちなみに ポテトチップスに使う芋で優れた品種は
食べたら美味しくない品種だそうです。

十勝のガイドさんに教えて貰いました。