国と国との友好のため、

貿易のため、
調略のため…。


 祖国を代表する外交官は

すなわち
その国を象徴するもの、


みなされがちで

極めて重要な立ち位置に 

あるといえます。 


 とはいえ、やはり公務員、 

任期が過ぎれば異動するだけだしね、 

という視線も浴びているはず。


 その中で、以前から海外ニュースに

 何度も取り上げられ、

 ついにYahoo!ニュースにも 

登場したのが、

 現駐英大使、鈴木浩氏。 


良い意味で大変な注目を

集めています。 


 鈴木氏は外交官として

 佐藤優氏の同期でもあります。

 東京大学を出て外務省に入省。 

 アメリカへ書記官として赴任したのを

 皮切りに、南アジア担当、

 WTO担当、イタリア参事官、 

イラン参事官、国際情報官などなど

 多彩な経験を積んで更に 

イギリス公使、
内閣総理大臣秘書官などを

経て
インド兼ブータン大使、

そして
2024年からイギリス大使を 

務めています。 


 インド大使をしていたときも 

インフルエンサーとともに 

ボリウッドダンスをキメた動画が

 拡散され、話題を提供しています。 


 そして、現在。 


 くまのパディントンを連れた 

ぬい活とともに、
イギリスを理解し、

認めている
その活動が大きく

評価されているのです。 


 イギリス、正式名称 

「グレートブリテン及び 

北アイルランド連合王国」は 

ワールドカップのサッカーで 

おわかりのように、 

イングランド、ウェールズ、 

スコットランド、北アイルランドの 

4カ国の集合体です。


 ウェールズを訪れた鈴木大使は

 正確なウェールズ語で 

ウェールズ国家を歌い、

 BBCなどで取り上げられました。


 ウェールズ語で乾杯!と挨拶して

 現地のビールを飲み干した大使の
投稿に、現地の元議員は 

 「この男に最高勲章を!」と叫び、

 現地で人気のメニューを堪能すると 

これまた「ヴィクトリア十字軍勲章を 

(最高の軍人に与えられる)授け給え」と 

声がする。 


 イギリス人お得意のブラックジョークと

 思いきや、そういうわけでもなく、

 大使の行動に喜んでのことだそう。


 さて、鈴木大使は、

安倍晋三元首相の
もとで、

内閣総理大臣の秘書官を
務めていました。


 安倍晋三氏については 

支持不支持はともかく、 

外交面においては卓越した手腕を 

持っていたことは

否定できないでしょう。
  


トランプ大統領とゴルフに興じ、

 プーチン大統領を地元山口の 

温泉に招待し、 

エリザベス女王にも可愛がられる。 


 そんな国家首脳はなかなか 

いなかったはず。


 安倍氏自身の人的魅力もあったのかも 

しれませんが、 

鈴木大使の根回し、 

相手国の心をつかむ行動など 

安倍外交を大きく支えて
いたのだろう、

と思われます。 


 どのような言動が相手を 

落とすのか、 

調査や緻密な言動によって 

習得しているのではないでしょうか。 


 とはいえ。 

大使の行動は、

日本人の気配りとしては 

「確かによくやっているけど、 

そこまで感動レベルなのかな」と

 気になります。 


 イギリス側の反応としては 

「外交儀礼をはるかに超えた 

行動をとる特史」 

「大使は、他国から借り受けた 

国民的な宝」
とまで絶賛の嵐で、 

え、そこまで?と汗飛ばしちゃいそう。 


 なぜなのか。


 グレートブリテン王国の 

4つの国の分断はますます進み、

 政治の指導者には力はなく、

 経済は低迷し、EUも抜けてしまう。


 歴史を学べば自国のひどさに 

絶望する(まぁそうかも)。 


 そんな中、イギリス全土で 

愛されるパディントンとともに 

イギリスの歴史や文化や 

それぞれの地域の素敵さを 

改めて教えてくれる大使。 


 その姿は彼らに改めて 

イギリス国民であることの 

自信をもたらしてくれたのかも 

しれません。 

 

なんだか切ない気もしますが、

 我らの国民的宝、と

他国に
絶賛される大使が

いるということは 

さすが日本!かな。