発表があってからずっと楽しみにしていた、キングサリのバンドセットワンマンライブ。何回も話題にしていますが、アイドルライブは、生バンドやオーケストラですればおもしろさが増す、というものではないと思ってます。だって、打ち込みでできた曲が主なんですもの。でもキングサリのレパートリーは、露骨にバンドサウンドなので、おもしろくなるに決まってる。実際、2023年8月7日に渋谷CLUB QUATTROで開催されたNoisy CONVENTION でレーベルのバンドとライブをした際は、白熱したステージで素晴らしかった。

その日のステージが、公式のYouTubeにあります。これは縦画像に編集されているんですね。なかなかおもしろいです。

 

さて、今回のワンマン、僕は早々にチケットを購入していたんですが、12月に入ってからかな、各メンバーがKチケットという新規のお客様用の2,000円の割安チケットを50枚ずつ売ることになりました。で、これは発表されていなかったと思うのだけど、Kチケットで入場した人はメンバー別記念チケットに交換できる引換券を渡していたのですね。僕がKチケットで紹介したオタクさんが、僕にと村崎ちいさんの記念チケットをプレゼントしてくれました。

ありがとう、お友だち。
 
そわそわと、LIQUIDROOMに入場すると、下手側にクレーンカメラが設置されています。多くのカメラも入るようで、これは運営も本気モード。心してライブに臨みました。
 

01. 狂喜乱舞

 作詞作曲:一瀬貴之/岩淵紗貴(MOSHIMO) 編曲:れあい

開演。出囃子とともにメンバーが入場、音楽が止まるとセンターに村崎ちいさん。「遥風 狂喜乱舞」。無伴奏で歌い出されるこの曲の導入は、いつもくじ引きとかで歌うメンバーを決めているそうですが、この日は、予め、ちいさんに託されていたそうです。抜群の安定感がある歌唱で、ライブの幕が切って落とされました。この様子が、編集されて公式のYouTubeに上がっています。むちゃくちゃかっこい。

曲中、フロアをセンターから二つに分けて花いちもんめが始まることを、Sチケットを買っているファンはみんな知っているから直前に足元の荷物をみんな抱えて心置きなく花いちもんめを楽しめたし、その様子がフロアに広がって会場に火が着いたから、格好のオープニングでした。

 

キングサリは、ライブの映像を綺麗に残しているんですよね。ちょっと気になった曲とか調べやすいし、個人的にはとてもありがたい。この日のライブを思い出す手掛かりにもなりそうなので、ここからは、セットリストを追って、過去の映像を貼っておきます。

 

02. Life hack キラーチューン

 作詞作曲:岩淵紗貴/一瀬貴之 編曲:一瀬貴之/れあい

2022年4月30日のデビューライブで、とても印象付けた曲。キングサリっぽさの代表。「もう一歩 もう一歩 羽ばたけ大空へ」のちいさんが、聞きどころ。

 

03. 生生しろよ

 作詞作曲:松永天馬 編曲:高慶智行

ちいさんが付けた、この曲の人形っぽい振りが好き。「大爆笑して 大号泣して」のえみるさんのホップする感じが、とてもかわいい。で、イヤイヤと首を振るちいさんが張り子の赤ベコのようで、もちろんかわいい。

 

04. シリアルガール
 作詞作曲:松永天馬 編曲:おおくぼけい
2番のAメロ、「凶器は指ハートかな? それとも指差しかな?」では、閻魔さんに指ハートを返すのがお約束。しかし、このれいさん生誕の映像、閻魔さんの歌声のバリエーションに、舌を巻くなあ。それぞれの映像が強烈で、バンドセットワンマンのことを思い出せなくなって来たわ。

 

05. ミーイズムがとまらない!

 作詞:天神・大天使・閻魔/katz 作曲:katz

こちらの映像は花やしき内の浅草花劇場での閻魔さんソロの特別編だけど、バンドセットワンマンでは通常通り6人でパフォーマンス。katzさんの曲の中で、一番、バンド寄りではないかしら。閻魔さんがあてた歌詞も、タイトルからして閻魔さんで、閻魔さんの芸を楽しむ一曲ですね。

 

06. ハルメキテ

 作詞:三浦隆一 作曲編曲:岡田典之

このチームの歌の強さを感じる1曲。心地良い。

 

07. おかえりきみ

 作詞作曲:岡田典之(空想委員会)

キングサリのA&Rも担っているという岡田さんが、作詞も担当した曲。たしか、最初はMVで発表されて、あとからアコースティックライブで初披露されたような記憶があります。合ってるかな?この映像ではみんなちょっと緊張気味な感じが出ているけど、サビへつなぐちいさんと閻魔さんはやっぱり上手いし、オチサビのねうさんは彼女のアイドル人生の思いが乗っている気がする。別にこの日に限ったことで無くて、この曲はいつでもそう。LIQUIDROOMでは、ピアノ伴奏でパフォーマンスされたから、より、伝わってくるものがありました。

 

08. Cuteness Nemesis

 作詞:Sae Yamamoto 作曲:山下智輝

ここでバンドが退場し、12月に発売されたアルバム「SURVIVE」の中で、ライブでは披露されていなかった「Cuteness Nemesis」をパフォーマンス。これは、1月16日の映像。

ダンスも今までのレパートリーでは無かったようなスタイルなので新機軸だけれど、空気感を変える曲なので、これからも楽しみです。

 

09. 王様デスゲーム

 作詞作曲:岩淵紗貴/一瀬貴之 編曲:れあい

最近、よくセットリストに上がる1曲。オチサビのれいさんが、実に楽しそうに歌っています。「生きても死んでもグサリと刺して イカれた世界を変えてやるから お前の涙も心も全て報われますように」キングサリでアイドルデビューをして、1年と7ヶ月ちょっと。初めてのれいさんのオチサビは、とても熱い!

 

10. オリコウサン

 作詞:Sae Yamamoto 作編曲:山下智輝

これも1月16日の映像。バンドアレンジが、むちゃくちゃカッコいい。オリコウサンと撫でて欲しい。

 

11. Dance with me

 作詞作曲:西羅和貴
そして「Dance with me」。とてもとても素晴らしく楽しかった。まさにバンドセットの醍醐味だったので、映像が発表されるとうれしいなあ。オオサビのちいさんから閻魔さんへのリレーは、いつ聞いても鳥肌が立つわ。

 

12. 一矢報いて

 作詞作曲:岡田典之(空想委員会) 編曲:一瀬貴之/れあい

これは、公開音源が無いようです。岡田さんが歌詞も曲も書いているので、キングサリに合わない訳が無い。

 

13. ホワイトシアター
 作詞:三浦隆一/町田恭平 作曲編曲:岡田典之
だんだん、気持ちが高まってくる展開。愛らしい冬曲。

 

14. ぼくらのSTORY

 作詞作曲:岩淵紗貴/一瀬貴之 編曲:れあい

この曲も、村崎ちいさんの振り付け。振り付けができるメンバーが考えた振りは、自分たちのために考えに考えたものだろうから、瞬間瞬間に思いが詰まり過ぎているくらいのものを感じることがあります。「大丈夫 僕と君なら」デビューしてからのキングサリの歴史を、織り込んでいるかのような振りが、曲の魅力を増しています。

 

ここで、本編は終了。もちろん、このままの気持ちでは、帰れません。バンドもメンバーも呼び出して、アンコールへ。

 

15. spell

 作詞:三浦隆一 作曲編曲:岡田典之

そうだ、まだspellをやっていなかった。

 

16. CRAZY KING

 作詞作曲:一瀬貴之/岩淵紗貴 編曲:れあい/一瀬貴之

そして、最後の最後は、「CRAZY KING」。もやはキングサリにアンセムではないかという1曲。1番終わり、「唯一無二の絶対王者!! そこを退きなさい」で、オーディエンスが咲くと\(^o^)/さらに盛り上がります。「エゴイズムが止まらない こんな 世界 Kill しちゃおうよ」で、隣の人と組んで歌うこと、こんな自然にできたのは久しぶりで、最高でした。これはこの日の映像です。

吹き出された特殊効果のテープ。サインがあるテープ、見つけられました。神様ありがとう。

そして、その特殊効果の、フタ。空気鉄砲の弾みたいなもので、こいつも一緒に飛んでくる。僕は、このフタを集めていたりする。

 
閻魔さんの、挨拶が、エモーショナルでした。
 
この日のセットリストは、あやささんのTwitter https://x.com/kingsari_ayasa?s=20 からいただいております。感謝です。

 

以上、僕の感想と、曲紹介が入り混じったブログになってしまいました。なんだか変な内容になってすみません。この日の映像がまた配信されたら、ちょこちょこ更新するかも。

 

ちゃんとしたレポートは、以下のナタリーや、skream!を、ご参考としてどうぞ。

 

【ライブレポート】キングサリはキングサリらしく、初のバンドセットワンマンでLIQUIDROOMを満員に(写真15枚) https://natalie.mu/music/news/557323

 

 

LIQUIDROOMが満員だったので、終演後特典会は大混雑。村咲ちいさんに、テープをいただけたことのご報告。

で、今日のパフォーマンスを、大絶賛させていただきました。本当にお疲れ様でした。
ネ兎ねうさん。キングサリの底力を、強く感じたライブでしたよ。コンセプトが楽しい。
 
高鳴っているためか、遅い時間なんだけどどうにも真っ直ぐにおうちに帰りたくないお気持ち。レモンサワーに寄り道。
熱燗になってしまいました。
でも、ちゃんと電車で帰りましたよ。えらいでしょ。良い一日でした。『今日はいいものを見たな』。