Awww!の最後のステージとなった昨年10月30日のスタプラアイドルフェスティバルを終えてから、表だった芸能活動はしていなかった森青葉さんが、今年4月にアリスインプロジェクトの舞台「ダンスライン」に出演することが発表されました。女優として活動して行きたいと言っていたので、そのための一歩ですね。準備も整ったということなのかな。インスタグラムやTilTokは動かしていましたが、同じ空間で見ることができるということは、何よりうれしいことです。とりあえず、今は、森さんの活躍が見られることが僕にとって一番重要なので、舞台はどんな内容のものでも構わないと思っています。まず早々に、無事チケットは確保できたので、あとは本番を心待ちにしておりました。

 

森青葉さんは、2013年2月に勝野洋さんが主演の「鉄道員(ぽっぽや)」の舞台に子役で出ているのが公に言われている最初の舞台出演になります。たぶん11歳の頃で、新生3B Juniorが始まる前ですから、今回の「ダンスライン」にまつわるインタービューなどでは、ほとんど初めての舞台という言い方になっているのでしょう。僕のこの舞台は後で知って、パンフレットとDVDを探して手に入れたもので。。。

 

今回「ダンスライン」は、5日間、全8公演。アリスインプロジェクトは、アクトポップを売る団体だと聞いていまして、今回、森さんがその対象になるのか連日ホームページのチェックでくたびれました。突然とアクトポップの受付が始まっていて、対象の出演者は即完売したようです。オンファイだって、だいたいの販売開始時間がわかったりするんだけど、ちょっと初めての人にはつらい販売体制ですね。どんな発表の仕方したってオタクはグッズを買うもんですから、あんまり気にしていないのかしら、なんて思ってしまいます。アクトポップ対象者を推しに持っている方々の労を察し、敬意を表します。

初めて訪れましたが、会場は西新宿のはずれ。地下の劇場ですが、思っていた以上に広かったです。初日は、お友達とS席1列目やや下手よりで連番。この劇場だと、A席3列目あたりが全体が見やすくて、芝居を見るには最適かなあと思いましたが、初日はご祝儀なのでそうもいきません。がっつり、拝見させていただきました。ちょうど、僕らが座っていた席のあたりにバミリがあるみたいで、キャストが下手捌け際の見せ場を演じる場所になっていたのでいろいろ堪能できました。

さて、あらすじは、チラシやホームページの記載を転記すると、、、
<STORY>
いつも元気な、北野美環(みかん)は、ある日、祖母、北野苺(いちご)の幽霊に「心残り」を探すようお願いされる。
その頃、美環の双子の姉、北野凛胡(りんご)は、生徒会長若葉香織の横暴によるダンス部の危機に直面していた。 
演劇部の元部長:百合園絵里、アメリカに留学していた元ダンス部の長沼亜里沙たちを巻き込んで、目指すは夢のラスベガス?!
果たして苺の願い通り、美環は凛胡と力を合わせて心残りを見つけることができるのだろうか?
やがて、バラバラだったダンスは、ひとつのラインへと収束していく….
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百合園絵里が、森青葉さん。北野美環がでんぱ組i.ncの高咲陽菜さん、北野苺が元東京flavorの白石まゆみさん、北野凛胡は元ラストアイドルの相澤瑠香さん、若葉香織が元青春高校3年C組の黒木美祐さん。他にも平瀬美里さん、伊藤千由李さん、 播磨かなさん、羽野瑠華さんと、ご縁がある方々がたくさん出演している舞台です。アリスインプロジェクトは、アイドル活動をしていた人たちが、次のステージへ向かうためのステップになっているように思いました。
 
「ダンスライン」は、ドラマとしては紹介されている<STORY>がほぼすべてで、あまりここで書き添えることはありません。女性しか出演者がいない学園ものですから事件はいくつかおきて、終盤では主人公だけ幽霊が見えていることに対するオチもついているのですが、これは劇中の伏線の中から想像がつく内容かも。やはりこの舞台の見せ場は、ところどころに挿入されるダンスパフォーマンスであり、最後のクライマックスで披露される長尺のパフォーマンスでしょう。このパフォーマンスを引き立てるためには、物語は目立ちすぎない方がむしろ良いわけで、ショーを見た喜びや興奮が残れば成功なんだろうという印象を持ちました。そうした作り方においては、映画「フラガール」に似ているように思います。また、そうした台本だけに、それぞれの役柄を与えられたキャストが、いかに台本以上の演技、パフォーマンスができるかが勝負で、それができたキャストが違うステージに進んで行けるんだろうなと思いました。
椅子に座って行われるラインダンスは、ポンキッキーズを思い出してしまって、あの頃は大阪で一人暮らしをしていた時代で、勝手に思い出にひたってどことなく胸が熱くなりました。
 
ダンスシーンは、平瀬美里さんが抜群に素敵でした。しなやかで、見ていてカッコいいし、目を引きます。
 
女優としてかなりの実績が既にある白石まゆみさんは、容姿は今のまま、ご婦人的なワンピースが衣装だったものの、お婆さんの幽霊役を自然に演技していて、さすがでした。しかも可愛い。播磨かなさんは、声も良く通るし、コメディエンヌとしての魅力があります。そして、上手い。そして森青葉さんは、キリッとした目鼻立ちなので、非常に舞台映えします。立ち姿もきれい。地の3枚目感もぽろぽろと出ていましたが、森さんはシリアスな役柄が良く似合うと思いましたね。舞台の世界に進むならば、本多劇場に立つような俳優になって欲しいし、ミュージカルに進むなら、ミスサイゴンのキムになって欲しい。それとも、映画?テレビドラマ?。これからの活躍を、楽しみにしています。

こういう複数公演見に来る人向けだと思うのですが、宮路先生役の西野亜弥さん、ひよった先生が復活する場面の毎回のアドリブ、振り切っていて楽しかったです。僕的には、特にアンパンマンが意表を付かれて、1番のお気に入りです。

 

「終演後のトークポート」をするということが、ダンスラインのホームページに舞台が始めってからしれっと掲載されまして、でも、いつ、誰のトークポートが販売されるのか、さっぱり書いてない。気が付いたときには販売開始してまして、誰かががたくさん買ってしまえば終わりという売り方でした。Twitterフォローしていても発表無かったし、終演後のトークポートとか言うんだったら舞台を見に来た人に売るんだと思っていたんですけどね。自分が良い人過ぎました。初めての団体と触れ合うと、いろいろ勘が狂います。あっ、でも今回は、私、森さんのトークポート買えました。買えたから、おとなしくしています。
トークポートは3日間あっていずれもマチネとソワレの間の時間帯だったので、全部、新宿の会場近くですることになりました。お話ししたことは僕の心にしまっておくことですが、舞台が楽しいと言っていたこと、これからいろんなことに挑戦して行きたいと聞いて、とてもホッとしました。オンラインでも、話ができたこと、うれしいものです。土曜日と日曜日は、7月のau通信障害が発生したときでして、私はカフェのWi-Fiに助けられました。ありがとう、Wi-Fi。
 
物販のランダムチェキは、全部、サイン入りというもの。近ごろ、自分のために書かれたサインでないものには執着しなくなったので、公演の都度、1枚ずつしか書いませんでした。必要なのは、接触。売り切れのときもあったので、全部で6枚。
 
 
 
 
 
Awww!を終わりにした時に、森さんと話したことを良く思い出すのです。
「僕は女優さんのファンって今までやったこと無いから、どうしようかと思ってるよ。」
「えっ。う~ん。僕、女優のオタクやってるんですって、胸をはってください。へへへ。」
これからも、胸をはっていきます。
 次の機会を、楽しみにしています。