舞台を見に、高島平バルスタジオへ行ってきました。本当は毎日でも行きたいのですけれど、なかなかそういう訳にもいきません。そうしたときには、舞台の場合は僕はまず初日に行くタイプ。公演を重ねる度、舞台は変化していきますから、初日を見ておかないと変化の仕方を感じ取りにくいと思っているからです。後は、都合次第で考えれば良い。だから今回も初日に訪問しました。

 

現在、NHK Eテレの「NHK俳句」に準レギュラーとして出演している、櫻井紗季さんという女優がいます。「俳句さく咲く!」時代から通算すると、もう5年程俳句番組に携わっているのですね。

(櫻井さんの俳句&写真集↓)

僕が出会ったのは、櫻井さんが昨年9月に活動休止となった「東京パフォーマンスドール(第2期)」として活動していた時。あまり現場に足を運べていませんでしたし、良いファンだったとはとても言えませんが、櫻井さんは演じる仕事をしたいと言っていたので、彼女の芝居を見られる機会があれば、なるべく見に行くようにしたいと思っているのです。

『誰も聞かないラジオの流れるカフェでのお話』は、朗読劇でした。今回のスタイルは、カフェのセットがあって、立ったり座ったり歩いたり、小道具は無いけれど、芝居も演じながらも手に台本を持っているといったものでした。なぜこのカフェをオープンしたのか、カフェのオーナーの物語を中心に、常連の客たちのドラマが被さっていく展開。エンディングは、登場人物の誰にスポットライトをあてるかで複数用意されていて、その分岐に差し掛かると舞台上で実際にくじを引いて、どのエンドに入っていくかを決める演出となっていました。僕が拝見した初日は「マスター×警察官エンド」でした。ちょっと切ない物語です。

 野球選手、漫画家、警察官、保育士、様々な職業の登場人物がいるのですけれど、これは今回の出演者に実際にこどもの頃に成りたかった職業をたずねて、それを基として台本を作成したらしいです。どうりで、櫻井さんはケーキ屋さんって、出来すぎだなあと思いましたよ。
 終演後は、アフタートーク。櫻井さん、ケーキ屋さんでなければ、象になりたいと思っていたんだそうです。鼻が長いあの動物。話題をかっさらって行って、かっこよかったですね。(*´∀`)♪
 櫻井さんは、4月に下北沢本多劇場での「朱の人」に出演も決まっているし、ますますの活躍期待しています。