「推すということは、頭のてっぺんから爪先までを受け入れること」と言った先達がいらっしゃいましたが(ちょっと違ったかな?)、僕はすべてを受け入れる覚悟をもって推しています。だから全てを見て行きたい。全力で推すためには時間も愛情もやりくりが必要で、何人も推すことは無理なのです。私立恵比寿中学がメンバーごとに生誕祭のソロライブをスタートしてから、僕は安本彩花さんのソロライブにしか行ったことがありません。前述の覚悟をもって、各メンバーのソロライブを見ることなんかできないのです。(※1回だけ例外あります。後述。)安本さんが18歳を迎えた2016年から毎年楽しみにしていた彼女のソロライブ、今年はいろんなことがあっただけに、何としても、たとえ悪魔に魂を売ってでも、この会場に行きたいと思ったライブでした。でも自分としては根性が足りなかったのか、チケットを入手することはできず、ソーシャルディスタンスでチケットが少なかったこともあるのでしょうが、潔く、いや、渋々に、配信チケットでオンライン参加させていただくことになりました。

 

既に、ナタリーにレポートは出ていますがhttps://natalie.mu/music/news/400116

自分の視聴メモのような、ラブレターのような記録を綴ります。

 

開催日の週末は、台風の影響もあって、ぼくの気持ちを映したようなけっこうな雨降り。とはいえ、19時の開演に向けて、おそらく披露するであろう自作曲、新曲、今の彼女の一部であろう石崎ひゅーいの「ジャンプ」などへの予想と期待で、静かな高まりをしておりました。

開演時間になると、本番数日前に自宅で撮ったというVTRで安本さんが登場。「カバンの中身はなんだろな」紹介が始まりました。私がファンの芸能人にはこんなことに興味があるから、きっと私のファンでいてくれている人は安本のこんなところに興味をもってくれているんじゃないか、という理由。こんな安本さんが、愛らしいです。覚えました、ノイキャン。

15分くらい続いたVTRの後に、自作のイケイケ風のオープニングVTRに突入して本編スタート。

 

M01. ちがうの

素晴らしい。去年の秋ツアーから披露されていた曲ですが、「ちがうの ねえ ちがうの ねえ」のフリでつい星名さんを見てしまって、一緒にぶんぶんするクセがついてしまっているものですから、全編安本節だったのが曲が生まれ変わったかのように愛らしかっです。切ないリリックをとても明るく表現して、気がつくと余計に切なさが心に残るようで、このライブが最高になることを確信できたし、単純にこの日のパフォーマンスで1番好きかも知れなかったです。


M02. CDプレイヤー

安本さんの自作曲も5曲くらいになるのかしら。何度も推敲をしているようですから、毎年印象が結構違っていて、整理してからまとめたいと思っているので、ここではこのくらいで。


M03. I'll be here
M04. ポップコーントーン

自由に歌う安本さんは、正確な音程から少し揺らした感じの歌い方が、とてもチャーミング。ポップコーントーンも切ないんだよね。切ないけれど、曲調が明るいって、弱いの。


M05. カレーライス

今年の自作曲。安本さんはカレーライスが苦手なことは良く知られたことですが、なんとそれがテーマ。かつ、ロック調にアジテーションする場面では、トラメガを使用。「嫌いか好きを決めるのは、おいしいカレーを食べてから!」 なんか、奥が深い!

 

M06. 熟女になっても

この曲って、「ないでーちゅ」のときに、ちゅーするんだよ。それが楽しいの。


M07. 愛のレンタル

もう、ひたすら安本さんの歌唱が、素敵。ずーっと歌っててほしい。


M08. ジャンプ

無伴奏で歌われた、ジャンプ。公式から、YouTubeで公開されました。

https://youtu.be/U_AKRvpBAaU


昨年のソロコンで石崎ひゅーいの「花瓶の花」を披露していて、その石崎さんからエビ中に「ジャンプ」を提供してもらったこと、喜んでいましたね。安本さんも、インスタで心込めて歌いましたと言っています。いろんな感じ取り方があると思うのですが、僕は泣けたとか、感動したとかは言えないです。真似ができないパフォーマンスなのは、その通りです。それは、怖い、そして、ヒリヒリとする感覚です。1日中でも語れるんですが、いろいろ誤解も受けそうなので、このような言葉にとどめておきたいと思います。


M09. エクレア(オリジナル:岡崎体育)

とても、よいところに配置されたカバー曲です。すこしやけどした心に効く、オロナイン軟膏のような。


M10. TSUBOMI
M11. スーパーヒーロー

自作曲、2曲で、ソロライブ完結。これも、曲の印象を整理してから、いつか言葉にしたいと思います。

 

およそ、生誕祭と言えるような要素はない、ガチンコ、ハードモードのソロライブでした。今年は、こうなる予感はしていましたよね。彼女は、ほおっておけない、大切な人です。2015年あたりで、時間を止めてしまうことが僕にできたら、、、って思うことがあるんです。大人になっていくって、それはたくさんの夢が拡がっていく素晴らしいことであるけれど、一方で納得できないことや悲しいこともあって、良いことばっかりじゃないけれど、トータルではやっぱり良いことの方が多くて、明るい明日がやってくる、そうなっていたいなと。で、何を言っているのかっていうと、安本彩花さんには、たくさんの幸せをもらっているから、エビ中の安本彩花をこれからも見ていたいと思うし、それがもし安本さんへのお返しにほんの少しでもなるならば、それもまた僕の幸せにつながってうれしいということです。(思いが走って、言葉がついてこない。)


 

以上です。

 

さて、安本さん以外の私立恵比寿中学のメンバーでソロライブに行ったことがあるのは、ただ1回だけ、松野莉奈さんです。だって、自習vol.4の松野さん回を新木場STUDIO COASTの最前ドセンなんて言うところで見て、エビ中一週間の「金曜一人で笑顔の練習」でニコッと至近距離レスもらって見なさいませ。僕を含めた周りの3人くらいが、膝が抜けてへたり込んでました。そりゃ行くでしょ。


では、また。