a flood of circleのデビュー15周年@日比谷野外大音楽堂に行ってきました。



野音来るの何年振りだろう?


一昨年くらいに来る機会があったんだけど、流行り病で公演自体が中止になっちゃったのよな


お花その1


お花その2


お花その3


お花その4


片仮名フラッドTの水色あったら欲しかったけど、丁度目の前で売り切れてしまった...


めっちゃ暑い!この日も猛暑日だったけど、台風とかゲリラ豪雨にやられなくて良かった。


【セットリスト】

あまりにも曲数が多過ぎて文字打つの面倒なので、終演後に配布されたセットリストを貼ってお茶を濁す。


佐々木「おはようございます、a flood of circleです」


びっくりするくらい違和感の塊な、晴天の野外フラッドw


ステージ下手端にデカいピアノが置いてあるけど、初っ端は佐々木のバラード弾き語りでもやんのかな?と思っていたら、普通にピアノはガン無視『Bufflo Dance』で開幕!


更に『博士の異常な愛情』や『Human License』といったガッツリ初期の楽曲で、ここ何年かでファンになったニワカ(←おれ)の度肝を抜く


佐々木「オンベース!HISAYO!」


姐さんのキレッキレ低音から始まる『Blood Red Shoes』やっべぇ!


続く『The Beautiful Monkeys』『I LOVE YOU』でLOVE IS LIKE A ROCK'N'ROLLなエリア


ってか、フラッドの歴史で見ると前のベース抜けて姐さん加入がこの辺なのか!途中加入なのは知っていたけど、詳しいタイミングまでは知らなかった。


そしてこの曲を目当てで来た人も多いであろう『理由なき反抗(The Rebel Age)』


いや、まさかこの曲が令和になってここまでバズるとは...


今日は入場する時から「あ、今日なんかいつもよりも若い人多いな」って思ったし、野音チケットの売り上げも目に見えて伸びたらしいし、例の漫画様々ですよマジで


「ざけんじゃねぇ!」


大変気持ちよく叫ばせて頂きましたw


丁度区切りが良さそうだったので、水分補給をしようとペットボトルに手を伸ばし、丁度キャップを外したタイミングで始まる『I'M FREE』


え?マジでこの中ノンストップで曲やるの?


ってか「理由なき反抗、こんな早くやるんだー」とは思ったけど、もしかしてリリース順に歴史をなぞるセトリにしてる?


次に演奏されたのが『Dancing Zombiez』だったこともあり、その疑問は確信に変わった。


そりゃそうだよな!普段だったら、もっとド頭の方でゾンビやってる印象あるもん!


約3,000人の大声量による『おおお!』で「いや、マジでチケットソールドしたんだな...」というのを心から実感してゾクゾクしてきた。


「Ready, Steady, Go」


佐々木の囁くような歌い始めから始まる『GO』


そして本日は野音シフトな事もあってか、御馴染みの客席突入や佐々木神輿を封じられた『Black Eye Blues』を披露し、セトリ的に考えたらあまりにも出番が早過ぎる『ベストライド』をぶちかます。


この時点では何曲やるのか分からなかったけど、ベストライドが来たら全力で跳ねたり腕突き上げたりしちゃうじゃん!まだ12曲だよ!


「ペース配分完全に間違えたなー」と思いながら息を整えていると、佐々木がアコギに持ち替え『月面のプール』を披露


少しずつ日が暮れて、心地良い風が吹く中での月面のプールまじで最高だよ... この感覚はライブハウスだと味わえない。


佐々木「青臭いって言葉あるけどさ、俺あの言葉好きなんだよね。今までの経験上、青臭く無い人で面白かった人居ないんで」


「俺らの事務所の名前(青)も昔のバイト先から取ってて... まぁ店長が会社の金を持ち逃げしたんだけどw 勿論それは悪い事なんだけど、なんか面白くて」


上記のMCで「これ絶対『青く塗れ』来るだろ!久々に塗るしかないだろ!」って期待しまくってたら『BLUE』だった時の「そっちかー!」感w


そもそも持ってたのアコギだったし、BLUEめっちゃ良かったから結果オーライよ。


佐々木「おれ武道館やるつもりなんだけど、やっぱ上質なエンターテイメントみたいなの無理みたいw だから、そういうの期待しないで」


「俺たちいつまでバンドやるんだろう?とか、どこまで行けるんだろ?って考えた時、結局死んでから『この人なりに成長しました』みたいな弔辞を読まれて終わりなんだと思って」


「どうせ『成長しました』止まりなのか俺、だったら生きてるうちぐらいは成長したくないな」


佐々木亮介の通常営業が全開なMC後に繰り出されたのは『花』そして『New Tribe』きた!!


自分がフラッドにハマりだした切っ掛けが、2017年の対バンイベント@浜松窓枠


静岡遠征から帰宅して、速攻タワレコで買ったのがNew Tribeだったので、この辺の時代のエリアで無駄に感慨深くなってしまった。


そして『ミッドナイトクローラー』や『Blood & Bones』といったテツ加入後の新生フラッド期の疾走感溢れる楽曲に酔いしれた後、佐々木抜きの3人によるセッション突入!

カズくんがソロ中にドラムセットからステージ最前まで飛び出してきて

渡邊「なかなか抽選に当たらなくて、ようやく当選して10年ぶりに野音に帰って来ました!...暑いよ!!」

言いたいこと言って、すぐさまドラムソロに戻るw

佐々木が戻ってからの『Lucky Lucky』では、自身のギターソロ直前にストラップが切れ、交換に来たローディーさんを振り切って意地でソロ完奏してたテツの姿が印象的だったよ(めっちゃ高い位置でギター抱えながら弾いてた)

本日2曲名の田淵枠『美しい悪夢』でキャッキャしていたら、次に演奏された『Rollers Anthem』の歌詞に泣かされる感情のジェットコースター

アンセムってくらいだから、もっとライブでやってくれても良いくらいのスーパー名曲なのになぁ...

そういうスタイルだから、あまり気にしてなかったけど『北極星のメロディー』のサビが「いくらなんでも掠れ過ぎじゃね?」ってくらいに違和感あって、佐々木の喉の消耗度に終始ハラハラしていた

『白状』ではステージ端にあったピアノを弾きながら、まるで自らに言い聞かせるように「これが生きる理由だ くたばるとこまで行こうぜ」と歌詞を変えて絶唱。

佐々木「最近、天井みたいなのが見えてきて『どこまでもいけない』のが分かってきたんだけど『人生面白くなってきたじゃん』って感じなんすよね」

「どんだけ分からされても、それが辞める理由にはなんないんだよ」

「行けるとこまで行くだけ、どこまでも行ける人はどうぞ行って下さい。行けるところまでって人は俺と一緒に行こう」



MC後『花降る空に不滅の歌を』から『本気で生きているのなら』までの3曲で、既に佐々木の喉はデッドゾーンを超えており

『魂を削りながら歌う』という常套句がこんなにもピッタリな男居ないだろ!ってくらいのギリギリヒリヒリ感...

アジカンのゴッチによるプロデュース曲『キャンドル・ソング』

テナーのホリエ氏による『ゴールド・ディガーズ』と近年のプロデュース枠が続き、ライブの終演が近くなっているのを実感させられる。

そんな中で時系列関係なしにブチ込まれる『プシケ』!発狂するわ!こんなん!!

佐々木「おい!何度倒れても立ち上がってきたロックバンドがここにいるぞ!」

「ただの人間にしか出来ない歌があることを証明しようぜ!俺達とあんた達の明日に捧げます!」

御馴染みの前口上からブチかまされる『シーガル』で、本日史上最高潮の熱気に包まれる日比谷野音

普段は口ずさむ程度なんだけど、今日ばかりは佐々木の喉が心配過ぎて、全力本気でシンガロングしたわ!明日がやってくるぅぅぅ!!


シーガルで一旦ライブを締め、アンコールでメンバー再登場。


佐々木「えー アルバム出します」


「ただ、既に歌入れる日を2日飛ばしてて、明後日に3曲録るのに歌詞1文字も出来てないw もう才能が枯れちゃってるのよ」


「ネットでa flood of circleって調べたことある?予測でスペース『売れない』って出てくるw でもさ、マジ枯れてからが勝負じゃん」


今日のライブを「古い曲ばかりでイマイチ乗らない」とボヤきつつ、ゴールド・ディガーズの歌詞にもある武道館についても語る


佐々木「俺、2年後に武道館やるつもりなんすけど... あ!言ってるだけで、まだ予約とか取れてないです」


「なんで俺は武道館やりたいのかな?って考えた時に『皆が持ってるおもちゃ』だからかも... って」


「特に武道館に思い入れは無いけど、なんかそれをやらずには死ねないって思いだけは持ってるんすよね」


「この日の為に書いてきた新曲やります」


本日解禁の新曲『虫けらの詩』


この日の映像をそのままMVに使うということで、ステージ上にカメラマンやスマホを構えたスタッフさんが次々と現れる


ライブから帰宅したら、もうMV完成していて、あまりの仕事の早さにビックリよ。

最後は『Honey Moon Song』を高らかに歌い上げてフラッドの野音は終了!!

基本ライブはアンチ一体感なスタンスだけど、ハネムンで観客がシンガロングしてる光景が素晴らし過ぎて鼻の奥が熱くなった。


会場を後にすると、全国ツアーの日程が発表されておったよ。


想像していた300倍くらい良いライブだったなぁ... 終盤の佐々木の声だけが心配だったけど、あれが佐々木亮介だもんな


自分はまだファンになって日が浅いものの、転がって倒れて立ち上がってまた転がって


そうやって野音に戻ってきたバンドの生き様を見せつけられて、生きる希望を貰った気がしました。

 

fun time 歌小屋@日本武道館いってきました!

武道館3DAYSのトリはクリープとの対バン。


ライブ前に自分の725ラゲージタグを724ラゲージタグと交換して頂けてホクホクでした。



【クリープハイプ セトリ】

01. ナイトオンザプラネット

02. キケンナアソビ

03. かえるの唄

04. チロルとポルノ

05. ボーイズENDガールズ

06. 社会の窓

07. イト

08. ねがいり

09. さよなら第九惑星

10. 栞

 

尾崎「UNISON SQUARE GARDEN 20周年おめでとうございます」

 

「あまり周りのバンドのことって気にしないんですけど、ユニゾンは特別なバンドです」

 

1曲目『ナイトオンザプラネット』の照明めっちゃエロい... 尾崎の紡ぎ出す歌詞のパンチラインとメロ、初っ端からクリープの世界観が武道館で爆発してる。

 

ナイトオンザプラネットを聴くの初めてで、次に演奏された『キケンナアソビ』も、お初曲

 

そもそもクリープを観る機会ってユニゾンとの対バンが殆どなので、5年もありゃ知らない曲もガンガン出るわなー

 

尾崎「今日、ライブの前にユニゾンの楽屋に挨拶に行ったら斎藤君が居たんだけど、武道館3日目ともなると自宅のようにくつろいでる」

 

カオ「クリープ加入前に組んでいたバンドで出た下北沢のイベントにユニゾンも出演していて、当時からお客さんが沢山いて盛り上がってましたね」

 

「あのまま人気も筋力も衰えず、未だに第一線で活躍し続けるのは本当に凄いなと思います」

 

そんなカオナシさんMCから『かえるの唄』

びっくりしたんだけど、カオナシさんゴリゴリに歌う曲もあるのね!

 

カオ「ゆだれ!武道館!」

 

この辺でようやく『チロルとポルノ』や『ボーイズENDガールズ』といった知ってる曲が出始め、突き付けられたのは『社会の窓』

 

2Bの「なんかあの声が受け付けない」やら「もっと普通の声で歌えばいいのに」は、ユニゾンも当初散々言われてきただろうし、なんならうちのオカンもユニゾンに対して言ってる。

 

あと、曲ラストにクソ低い声で「ユニゾン愛してる」って囁く尾崎世界観!ほんと尾崎世界観だな!

 

そして俺の大好きな『イト』きたー!

2017年くらいかな? fun time HOLIDAY 6のZepp Tokyoで初めて聴いた時に「クリープこういうのもあるの!?」と衝撃を受けて一目惚れした曲。

 

尾崎「当時、俺たちは売れてなくてライブの客も友達や知り合いとかばかりで、でもユニゾンはお客さんが一杯いて、インディーズだったけど普通に全国流通でCD売っていて... 俺も曲良いから聴いていたんだけど、悔しくてCDは買ってなかったんですよ。そしたら対バンしたイベントの後に田淵君が楽屋来て『ライブ凄く良かったです!』って言ってくれて」

 

「そのころに自分はバンドがうまくいってなくて『こんな筈じゃなかったのにな...』って思いながら生きていたので、こうなりたいと思っていたバンドの人が良かったと言ってくれたことで『もうちょっと続けてみようかな?』って思えましたね」

 

「田淵君がユニゾンのCDくれて、お返しにウチのCD渡して交換したんだけど、そのCDの曲をやります」

 

演奏された『ねがいり』はクリープファン達の反応を見るに、割とレア曲だったりするのかな?


曲調がメロウなのに、照明が真っ赤だったのが印象的だった。

 

ねがいりから続いて演奏されたのは『さよなら第九惑星』のカバー!


恥ずかしながら、シュガーソングのフレーズが曲中にぶち込まれてるのを割と最近知りましたw

 

尾崎「ユニゾンとは頻繁に会ったり対バンしたりする訳じゃないけど、続けてくれるだけで安心するし、どんな活動をしているのかもちゃんと追っています」

 

「ひとつ言うとしたら、ユニゾンにはそろそろフェスでトリをやって欲しい」

 

「イベントとかフェスで田淵君と会うと『トリ任せちゃってすいませんね~』って言われる。いい加減おっさんなんだからやれよ、それくらいのバンドなんだから」

 

「ユニゾンってほんと凄いじゃん?でもあの人ら『自分たちは凄い』って言わないから、俺が凄さを伝えたいんだけど...」

 

カオ「あの... 武道館でやられてますから、皆さん(十分凄さは)お分かりかと」

 

尾崎「あ、そっかw」

 

一昨日「俺たちには才能があった」だの「このバンドがカッコいいのは俺のお陰」だの「日本を代表するギタボ」だの、そんなことを宣っていた方々が居た気がするが、多分気のせいだろう。

 

最後に『栞』をブチかまし、ハッピーの権化となってステージを後にするクリープ一同。

 

ファンの人には怒られるかもだけど、初めてライブで観た12~3年のリキッドでやった歌小屋から現在に至るまで「クリープそこまで好きって訳でもないんだよなぁ...」から始まって、ライブ後に「クリープめっちゃ良かった!」って、掌180度現象を5年周期くらいで繰り返してるw

 

あの湿度高めのメロとリリックの生々しさが、その時のメンタルコンディション次第で良い方にも悪い方にも転ぶから...


2017年の前述にもあったFTH6@Zepp Tokyoの時は、当時彼女と別れたばかりだったのでクリープ刺さりまくり、完膚なきまでに情緒破壊されてやばかった。

 


 【UNISON SQUARE GARDEN セトリ】

01. アナザーワールド

02. センチメンタルピリオド

03. さよなら第九惑星

04. 23:25

05. kid, I like quartet

06. MR.アンディ

07. to the CIDER ROAD

08. イト

09. 箱庭ロック・ショー

10. 徹頭徹尾夜な夜なドライブ

11. シュガーソングとビターステップ

12. フルカラープログラム

 

Ec01. シャンデリア・ワルツ

 

 

24日と同時にフル尺の『絵の具』から始まったのは、まさかの『アナザーワールド』

 

なんとなく「ちょい古めの曲が多い対バンになるかな?」とは予想していたけど、想像以上のモノを御見舞いされてしまった。

 

近年のHOLICやFTH6翌日の歌小屋は行ってなかったので、アナザーワールド聴くのは2012年のタワレコ旧譜購入特典の招待ライブ以来... 幼稚園を卒園した子供が居たら、義務教育終わるくらいの御無沙汰。

 

更に2日前とは全く違う魅せ方の『センチメンタルピリオド』そして本家『さよなら第九惑星』でノスタルジックな雰囲気に包まれるfun time 歌小屋@日本武道館

 

斎藤「下北沢から来ました!UNISON SQUARE GARDENです!田淵が交換した『新世界ノート』から、3曲立て続けにお見舞いしてやりました」

 

第九惑星で「下北味が強い!今日の選曲、めたくそに下北沢!!」と興奮していたので、直後のMCが完全に解釈の一致だったよ。

 

斎藤「クリープと初めて対バンしたのは、2007年の1月に下北沢MOSAiCってライブハウスでやった『箱庭フェスティバル Vol.1』って、貴雄が主催の自主企画ライブの時」

 

「(クリープのMCを受けて)僕たちは当時から超人気バンドだったから、お客さん81人くらい来てたけどw」

 

「クリープも当時からずっとカッコよくて、同郷みたいな大好きなバンドが今までカッコいいままなのは僕たちにとってどれだけ心強いか... クリープも今のメンバーになって15周年なので、今日は思いっきりお祝いして下さい!」

 

そして再開後の一発目は『23:25』やったー!!

 

あのイントロのリフが始まった瞬間、最高にブチ上がって全力ガッツポーズしたわー


この3日間でJET CO.の曲が来るの初めてじゃない?天下の大名盤なのになぁ

 

『揺らいでる風景も七色のステージに変えて キラキラ』

 

虹色の照明に包まれたステージで指バーン決める田淵の姿、本当にキラキラしとった。

 

続く楽曲が『kid, I like quartet』や『MR.アンディ』『to the CIDER ROAD』といった絶妙なチョイスなのも堪らん!


アンディで斎藤さんが歌詞トチって、2Aでも『月が出るみたいです』がもっぺん出てきたけど、その辺はご愛敬

 

あと『夜が来てしまう』の部分のクラップが俺の周りで誰もやってなかったからスーパー不安になって、帰路で真っ先にスタジオ音源のアンディ聴いたw

 

 齊藤「さっき尾崎くんが『フェスでトリやれよ!』って言ってくれたのをウンウン頷きながら聞いてたんだけど、田淵の胸元見て?」


田淵が着ていたTシャツに燦然と輝く『NEVER BELIEVE ROCK FESTIVAL』のスペル


齊藤「NEVER BELIEVE ROCK FESTIVALって書いてあるw 思想がTシャツに出ちゃってるのよ」


「有難いことにクリープハイプの15周年のトリビュートアルバムに僕たちも誘って頂きました... やっちゃうぅ~?(観客による大歓声)」


「この3日間、いろんな曲やりましたけど、1番練習したのはコレ!田淵なんかも相当練習してきたんじゃない?(田淵大きく頷く)」


「見せてやろうぜ!俺たちの練習の成果を!!」


演奏されたイントロはどう聴いてもシュガーソング、しかしイントロ後半からは完全に『イト』


ユニゾンがカバーするイトめっちゃ俺得!ただアレンジが過ぎるwww


しかも2番にはメインボーカルが斎藤さんから田淵にスイッチ!


直近のMCで『田淵なんかも相当練習~』って、クソ丁寧に振ってたのはコレかw


『箱庭ロック・ショー』ではギター音に合わせてガンガン頭を振り、間奏ではステージ端で荒々しくギターソロをかます斎藤宏介に向かって右手を突き上げる... ほんと今日のセトリ最高だよ!


貴雄くんの超絶ドラムソロから『徹頭徹尾夜な夜なドライブ』『シュガーソングとビターステップ』と鉄板曲が続きキャッキャしつつも


「あ、俺たちは下北沢から現代の九段下に戻ってきたのか...」と、終演を感じて我に返りかけたところで、トドメの『フルカラープログラム』を喰らわされてライブ本編は〆!

 

 斎藤さん「武道館最高でした!またライブでお会いしましょうバイバイ!」



めんどくさバンドなので「24日はやらなかったけど、アンコールどうすんだろ?」とか思っていたら、満員の武道館に響く拍手と声援


そして相変わらず凄いスピードで舞台に舞い戻る、アンチ予定調和なメンバー


 斎藤「流石に疲れたよ...w」


パトラッシュと化した我々にボヤきつつも「ちょっと今から大人の会議するから」と、小声で作戦会議(割と長尺)を開催しアンコールの楽曲を決める3人


そして作戦会議明けに炸裂する『シャンデリア・ワルツ』


念入りに作戦会議した割には、ベタなやつ来たな!でも好き!!


9年前の724武道館のようなイントロ前にセッションが挟まるアレンジ


そしてCIDER ROADツアーの本編ラストを彷彿させる2B「Ah〜譲れないものもある」のシャンデリア良い所取りワルツをブチかまして、今度こそライブは終了!


ほんと今日楽しかったなぁ... 武道館初日よりも荒ぶったし、間違いなく筋肉痛が来るだろうってくらいに首の後ろと腕の関節がキてるw


本命の724が当選せず、後々まで比較的チケットが手に入り易かった726がFC先行が当選した時は「いや何でよりによって3日目よ...」とか「アニバーサリーの締めに、わざわざ武道館で対バンする理由がイマイチピンと来てない」と周囲に嘆いていた自分を本気のグーでぶん殴ってやりたい。


初日がアレだったのもあってか、規制退場が撤廃されておりスムーズに武道館を脱出!


結局3日間通して来ちゃったな... 2日目はチケット無かったけど、UNICITYのラゲージタグ当たっちゃったから結果的に全通となってしまった。


武道館ライブの時は神保町でカレー食べて帰るのが恒例なんだけど、大体閉店に間に合わないのよね


今日は神保町チャレンジ成功!ようやくエチオピア食べられるー


ライブは楽しかったし、エチオピアのチキンカレーは無茶苦茶美味いしで最高の1日でした。


あと終演後に割とガッツリ雨にやられたんだけどさ


あの奇跡のポプラ野音(最後までギリギリ耐えて、終演と同時に雨が降り出す)


2015.724武道館(先行物販中に猛烈なゲリラ豪雨)


15th舞洲(前日から当日朝にかけて台風接近)


そして20th武道館は3日間通して雷やらゲリラ豪雨にやられて


季節的な物もあると思うけど「アニバーサリーや重要なライブ当日に荒天をギリ避けてばっかだな、このバンド」と苦笑しながら半蔵門線に揺られています。



改めて、UNISON SQUARE GARDEN 20周年おめでとうございました!!

 

 UNISON SQUARE GARDEN 20th Anniversary LIVE ROCK BAND is fun@日本武道館でした。


退勤を少し早めて頂き、開演1時間前に九段下到着&武道館周辺に飛び込み


FCフォトスポットの絶望的な行列に「あれ?これ開演に間に合うの?」と心底ビビる...


ギリ開演に間に合い入場!


南2階スタンドV列だから最後尾だったものの、ステージ正面なので結構観易い... ってか武道館そんなデカくないな!というのが率直な感想。


今のユニゾンで武道館は狭いって!しかも3日全部違う催しはマジで駄目だって!


結果的にチケット譲って貰えたけど、全然チケット手に入らなくて6〜7月は結構メンタルやられた... これ数年は根に持つからねw


【セットリスト】

01. Catch up, latency

02. サンポサキマイライフ

03. Dizzy Trickstar

04. fake town baby

 

05. 恋する惑星

06. Hatch I Need

07. マーメイドスキャンダラス

08. Invisible Sensation

09. オリオンをなぞる

 

10. もう君に会えない

11. スカースデイル

12. オトノバ中間試験

13. 世界はファンシー

14. フルカラープログラム

 

15. いつかの少年

16. 101回目のプロローグ

17. kaleido proud fiesta

18. スロウカーヴは打てない(that made me crazy)

19. Phantom Joke

ドラムソロ

20. 天国と地獄

21. 君の瞳に恋してない

22. カオスが極まる

23. シュガーソングとビターステップ

 

24. 春が来てぼくら

25. シャンデリア・ワルツ

26. センチメンタルピリオド


「敬具、結んでくれ 僕たちが正しくなくても」

 

大きな古時計チックなしっとりセッションから、斎藤さんが『Catch up, latency』の一節をアカペラで歌い、イントロに突入していくのマジで堪んない!

 

『満を持す絶好のカウントダウン』やら『だから記念日と称してしまえ』やらのワードが、今日は刺さる刺さる...

 

続く『サンポサキマイライフ』イントロでの「UNISON SQUARE GARDENへようこそ!」も相当エモい!


あんな野太い「ハイッ!」初めて聞いたw

 

更に『Dizzy Trickstar』『fake town baby』といったアッパーな楽曲で沸き立つ、ライブハウス武道館に集った物好き達。

 

斎藤「2024年7月24日はUNISON SQUARE GARDENの20周年の記念日です。今日は長いよぉ〜」

 

「その言葉、待ってました!」と言わんばかりに観客からの盛大な拍手

 

そして次に演奏される『恋する惑星』では、第二形態のダンスフロア武道館へと変貌を遂げるライブハウス武道館

 

Aメロ開始と同時にステージ上を練り歩き、最終的にはドラムセット裏を通ってグルっと一周する田淵、めっちゃ自由で笑ったw

 

次の『Hatch I Need』から『マーメイドスキャンダラス』の流れが気持ち良すぎる!アルバム順準拠!

 

『Invisible Sensation』の1Bメロで斎藤さんの歌詞が若干怪しかったけど迅速にリカバリし


ミラーボールによる光の乱反射で疑似夜空を模した空間の中『オリオンをなぞる』を派手にぶちかまして第2ブロックは終了。

 

チューニング小休止明けの1発目が『もう君に会えない』なのは、本当に驚いた...

 

正直、武道館でこの曲を演るとは思わなかったけど、虚空を見上げながら演奏していた田淵智也の姿を見ていたら「まぁ、そりゃやるしかないよね」と、なんか心がギュってなった。

 

「君の心 迷わないように ほんの少しの傷をつけたのなら」

 

ピンスポットに照らされた斎藤さんがサビを高らかに歌い上げ、一拍置いてイントロを演奏するS.B styleな『スカースデイル』

 

更に続くのは『オトノバ中間試験』と『世界はファンシー』直近2曲との温度差すげぇな!

 

「Hey, dead or alive!」や「Oh, pardon me?」叫んだり、両手を挙げてピースして「HAPPY!」するスーパー楽しい楽しいタイムを存分に味わい


ここで一旦区切りかな?と思った矢先に不意打ちでブチ込まれる『フルカラープログラム』で発狂寸前!

 

いや、でも冷静に考えたら早いって!時間的にまだ全体の折り返しくらいでしょ?


フルカラーを受け入れられる心の準備が全然出来ていないんだわ!

 

普段よりも突き上げる腕にグッと力が入り「明日は確実に筋肉痛だな」と内心苦笑いしながら、虹色にライトアップされたステージで完全無欠のロックンロールを掻き鳴らす3人に熱視線を送る。

 

斎藤「こんなにもバラバラで、結成した瞬間から音楽性の違いと... 人間性の違いを抱えていた3人が20周年を迎えられるとは思ってもみませんでした」

 

「いつかの鈴木少年は、黒夢を崇拝し触れるもの皆傷つけ、自らも傷つけるような少年でしたが、今はこんなにも沢山の人を笑顔に出来るような中年になりました」

 

「いつかの田淵少年は、友達が家に遊びに来ているにも関わらず部屋に籠って大音量でTHE BLUE HEARTSを流し、鏡の前でピョンピョン跳ねている姿を見た斎藤少年をドン引きさせていました。それが今ではこんなに沢山の人の心と体も躍らせるような曲を作る中年に」

 

「いつかの斎藤少年は、パチスロにのめり込み、当然のように大学の単位は落とし、当時付き合っていた彼女にもボロ雑巾のように捨てられましたがw」


「心を入れ替えてからはパチンコとスロットの二刀流からギターとボーカルの二刀流となり、日本を代表するギタボ中年となりました」

 

上記MCの流れから演奏されたのは、ベースの低音からヌッと始まる『いつかの少年』

 

正直、そこまで好きな曲って訳でも無かったのに「バラバラになった地球儀を並べて」からの盛り上がり部分で、背筋がゾクゾクしてしまった。

 

そして本日2度目の「え?ここで来るの!?」枠『101回目のプロローグ』

 

てっきり終盤の方で投入されて、歌い出しでめたくそ号泣する自分の姿まで完璧にイメージしていたので、フルカラー同様に無茶苦茶贅沢な使い方だなぁ...と、ほんと総力戦じゃないかよ武道館。

 

「本当の気持ちを話すのは 今日くらいしかありえないだろ」

 

まさかの歌詞変更!


そういやPatrick Vegeeリリースから4年くらい経ってる... なんだよ、あの時点で20周年の武道館724決まってたのかよー!ずるいよ田淵智也!

 

大好物の間奏、そして「世界は七色になる!」で再度虹色になる照明で、本日のエモーショナル最高値(2024年 僕調べ)を叩き出してくれた!

 

リリース当時は「間奏難しいから、出来たらまぐれ」って言ってたけど、もう当たり前のようにスタジオ音源クオリティで我々にお届けしてくれてるじゃん、あんたらほんと最高スクエアガーデンだよ。

 

斎藤「今日は特別な日なので、普段喋らない2人にも喋って貰おうと思います。ドラムス鈴木貴雄!」

 

鈴木「今日のMCは長いよぉ~」

 

貴雄君のMCめっちゃ長くて「いや校長先生かよ!」って内心突っ込んでたw

 

客はおろか、メンバー2人もステージ上で体育座りして話を聞く様子は、構図が全校集会すぎるって!

 

鈴木「熱と循環の話をさせてください、ドラムっていう円柱に皮がついてる楽器を7畳くらいのスタジオ籠って朝から晩までトコトコ叩いてると何のためにやってるんだろうって思うんですよ」

 

「それでも熱を持ってやっていると皆さんが喜んでくれて、このトコトコ叩く謎の行為にも意味が生まれてくる」

 

「焚火で例えると皆さんは薪で、熱を燃やしてくべた焚火に皆さんが薪として入ってくれて、そうやってまた大きな焚火になる...その循環が自分がここにいる意味です」

 

「5年前に舞洲でやった時、ドラムは器で受け皿って話をしたんですけどあれってネガティヴに捉えられかねないことを言っちゃったけど、鈴木少年も成長しましてこのバンドがカッコいいのは俺のお陰だと、そう自然に思えるようになりました」

 

「お客さんだけじゃなくてこの場を作ってくれたスタッフさんもそう、俺たちが演奏に集中できるのは音楽以外のことを全部やってくれる方々のお陰なんですよ。そして軍師・田淵とそれを忠実にこなす斎藤、優秀な俺、そしてそこに座ってるお前ら!」

 

「それぞれの炎のに生かされて、超優秀な焚火として燃え続けることを約束します」

 

あと熱量の話の流れで「ライブで10出来る人が8、9出すよりも、1しかしか出せない人が1を出し切る姿の方がカッコいいと思っていて、だから今も20人くらいのお客さんのインディーズのライブもよく行ってる」って話もしていた。

 

斎藤「ベース田淵智也!」

 

田淵「いやーめっちゃ良い話だったなー ギャップを埋めねばと今必死に話す内容を考えてる... (斎藤に)パチスロってどうやったら当たるんすか?」

 

斎藤「...匂いがする」

 

田淵、観客大爆笑w

 

田淵「20年やりました。奇跡みたいなもんだったし、3人で出来たことに意義があると思っています」

 

「天性の声に甘んじず努力を重ね、誰にも歌えない歌を歌う。しかもギターも弾く斎藤宏介」

 

「常に限界に挑戦し続け、40手前にしても成長できることを身をもって証明し続ける鈴木貴雄、他1名!」

 

「これじゃなきゃ出来なかったロックバンド、つまり俺達には才能があったということですね!今日は大いに祝ってくれ!」

 

リズム隊2名のMCが終わると日本を代表するギタボから「よし、立とうか!」と号令がかかり、総員スタンディング状態で演奏が再開される。

 

再開後1曲目は『kaleido proud fiesta』華々しくハッピーに溢れつつも「もうライブ終盤なんだな」という寂しさの両感情の波が襲い掛かってくる。

 

次の『スロウカーヴは打てない(that made me crazy)』のラストでは「つまりジョークってことにしときます」と歌詞を変え『Phantom Joke』へと繋げる!ド頭でレイテンシーやってるもんね!!

 

貴雄君の鬼人のようなドラムソロからの『天国と地獄』そして『君の瞳に恋してない』『カオスが極まる』とバンドを代表する楽曲を立て続けに披露し、観客のボルテージを極限まで高め


『シュガーソングとビターステップ』で完膚なきまでにトドメを刺してくる。

 

田淵「今ので終わりでーす、帰ってくださーい」

 

観客の「えー!」という声に「有名な曲、大概やったろ!」と笑いながら返す田淵

 

田淵「今日はよく来た!今日来たくても来れなくて、遠くから観てるやつもよく来てくれた!」

 

「僕たちには才能があった。でも才能で、信念で、渾身の1曲でも、世界は何も変わらなかった」

 

「20年間自分たちの音楽を続けられたのは才能があったからだけど、それでも世界が変わらなかったのはつまらなかった」

 

「ロックバンド続けるのって大変なのよ、楽しいことばっかじゃないし... だから時にそれはロックバンドを諦めてもいい理由になった。時に前を向けなくなって、誰にも気づかれないように後ろを向いた」

 

「そうしたら、君がいた」

 

「ついて来てくれ、とは思っていなかったけど、君が後ろで見ていてくれることがこんなに嬉しいとは思わなかった」

 

「君が好きなロックバンドは君がここまで好きでいてくれたからここまで来れた。ロックバンドを諦めなくて良かった、有難う」

 

あの偏屈なベーシストが震える声で絞り出した言葉の数々で、鼻の奥が熱くなってしまったよ。


9年前の武道館が憂鬱だという話をしていたり、ピロウズの20周年武道館への思い入れも重々理解しているつもりなので、田淵智也の今日への思い入れが生半可なものじゃないのは伝わってきた


3rdアルバムのツアーくらいまで「もうちょっと遊びましょう!」をオマージュし続けていたくらいにピロウズとロックバンドを愛した男が、自身のバンドの20周年でピロウズ武道館での「俺たちには音楽の才能があった!」を言う姿はやっぱり来るものがある


9年前の武道館MCで「やっぱりやめました。10年や11年で言ってはいい台詞では無かったと思うので」と語っていたのはコレ(音楽の才能〜)だったんだね。


このMCの後に演奏されたのは『春が来てぼくら』そして『シャンデリア・ワルツ』


どちらも田淵智也が渾身の一曲として放ったものの、自身の期待値を超える反応が無かった事をブログで嘆いていた


しかし当時と状況は違う、世界こそ変えられなくても武道館に集まった&配信で観ている物好きは、春が来てぼくらとシャンデリア・ワルツに多大なる影響を受けているし、今まさにこの瞬間にも上記2曲の反撃が始まっていると僕は思ってる。


最後はメジャーデビュー曲『センチメンタルピリオド』で大団円を迎え "ROCK BAND is fun"は幕を閉じた。


久々に田淵のハンドスプリング見られて、ライブ行き始めの頃の懐かしい気持ちになったよ...


斎藤「次のライブやCDを楽しみにしてくれるやつが居るから、解散したから悲しむやつが居るから、そういうことの連続で今日まで続いてきたUNISON SQUARE GARDENが、今こんなにも愛されるロックバンドになってます」


「3人の記念日だけど、UNISON SQUARE GARDENが好きなやつにも今日を喜んて頂きたいです!」


「あと、最後に一言皆さんに言わせてください」


「本日はUNISON SQUARE GARDEN 20周年記念日、おめでとうございます!楽しかった!」



いやー終わっちゃったなぁ...


何回も「このままクソ長拍手続けたら、ライブ終わらないでくれるかな?」と、あらぬ妄想をしていたけどスパッと終わったな。



前回の724武道館、終演後に大号泣して隣にいた彼女にドン引きされ



15周年の舞洲では開幕カメレオンで即落ちし、こちらも終演後の花火と『See You Next Live!』で嗚咽を漏らしながらゲロ泣き



今回は2度目の武道館ということもあり、その辺のカタルシスは若干薄めで「まぁ今のユニゾンならこれくらい普通だよな」ってのがあるから、そこまで感情がバグる事もなく(最後の田淵MCはやばかったけど)


シンプルに「楽しいアニバーサリーライブだった!」とハッピー純度100%で武道館を後にしましたよ。


規制退場の煽りを受けて、目の前でフォトスポット終わったから、その辺の補正入ってハッピー純度95%くらいか