※守護霊との対話を元にしたフィクションです

 

ブログに訪問下さり、誠にありがとうございます😊

 

 

もう一つ、エピソードを思い出しました。

 

それも(1)と同じく照明部署でのことです。

 

 

将棋講座番組の収録に携わったときのこと。

 

これも大先輩の指導の下、プランニングからさせて貰えました。

 

 

真ん中に将棋の大盤パネルがあり、上手(かみて=画面右側)にプロ棋士の先生、下手(しもて=画面左側)にアシスタントが立って、将棋の解説をする場面です。

 

これも、基本パターンは決まっていましたが、

 

基本的な考え方としては、

 

ライトをあちこちから当ててしまうと複数の影が盤面に映って見づらいので、

 

如何にして、大盤に影を出さないようにするかが重要でした。

 

 

メインのライトを真正面の上から当てるのですが、距離をどれくらい取るかで迷ってしまいました。

 

近いとライトが強すぎるし、かといって照度を調節して下げると、色温度が下がって赤味が強くなってしまうのではないか?・・・と思い、一列後ろに下げてみました。

 

ところがそれだと逆に弱すぎました。

 

 

それに気づいたのなら、ライトを一列前に配置すればいいものを、

 

僕は何を血迷ったか!?ライトを2つくっ付けて配置し、ダブルで照らしてしまいました。


でもそれだと、冒頭の注意点である「影を減らす」に逆行し、わずかにずれた影が2つ映ってしまいます。

 

くっつけることで影が出来る限り二重にならないように配慮はしたのですが、

 

そもそも2つライトが並んだ姿は「ダサい」んです。

 

こんなのプロの仕事ではありません。

 

でも不安がいっぱいで、どうしたら良いのかそこまで気が回らなくなってしまいました。

 

 

ところが、一緒に作業していた大先輩からそれを指摘されることなく、なんとそのまま収録が始まってしまいました!😨

 

 

1本目の収録が終わってお昼休み、大先輩と定食を食べながら話をしました。

 

先ほどのことを指摘され、あーなるほど・・・落ち着いて考えれば分かるのですが、それだけ舞い上がっていたのでしょう。

 

午後からの2本目の収録では、前の列にライト1つだけに修正しました。

 

・・・

 

比較するのに分かりやすい画像を見つけました。

 

 

近くにライト1つだと、こんな感じです。

女性の肘の下あたりに薄っすら影が映っているのが分かりますね。

 

後ろの大盤に映りこむ影が目立たず、大盤の解説が見やすいです。


その代わり、人物の顔がテカっているのが分かりますか?

 

大盤と人物の反射率が違うので、大盤と顔のバランスが難しいです。

 

※実際には更に人物の真横上から補助ライトを照らし、暗い部分を補います。

 

 

次、ライト2つだとこんな感じ。

大盤に人物の影がバッチリ映ってしまっているのが分かりますね。(白い矢印の部分)

 

これだと盤が暗かったり影が気になって解説が見づらいのです。

 

その代わり、人物の顔はテカらずに自然な明るさになっていますよね。

 

 

上記の二つは極端な例という感じです。

 

実際には人物もキレイに映り、大盤も見やすいように、うまくバランスをとっていきます。

 

 

僕の場合、2つのライトをくっ付けたので影のズレも僅かで、実質的にたいした問題ではなかったようです。

 

それが許容範囲だったので、大先輩は何も言わなかったんだろうと思います。

 

 

これらから学んだことは、

 

本番よりもっと前の段階で、可能な限り疑問点を解消しておくこと、

 

普段からもっとどん欲に知識や技術、どうしてそうなのか?理由をしっかりと理解しておくことです。

 

まあ、当たり前なんですけどね😅

 

単なる勉強不足ですね。

 

 

それはさておき、大先輩の教え方が素晴らしかったと思います。

 

まずは新人が仕事を一通りやり終えるまで見届けてくれて、ダメ出しを後回しにしてくれたので、とてもやりやすかったです。

 

指導も優しくて怖がらずに聞けるので、とても有難かったです。

 

やっているそばからきつくダメ出しされると、委縮してしまい、芽を潰されてしまいますからね。

 

・・・

 

もう一つ別の話。

 

照明部署には、若いながら猛烈に厳しい先輩がいました。

 

その人と一緒に仕事する時は本当に苦痛でした・・・。

 

ある日の飲み会の席で、僕と先輩が同じスニーカーを履いていることに気付き、それを伝えたら、

 

「お前と一緒なんて嫌だ」

 

とあからさまに嫌悪感を示されました・・・。

 

非常にガックリしました。

 

今どきの若者だったら、そのまま辞めてしまうかも知れませんね。

 

 

このような経験から、僕が誰かに教える立場になった時、どのような態度で接すれば良いのか、自分の人となりを考えるようになりました。

 

 

 

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