※守護霊との対話を元にしたフィクションです

 

ブログに訪問下さり、誠にありがとうございます😊

 

 

先日とはまた別の鍼灸師の動画をいろいろ観ていました。

 

 

某鍼灸師は、東洋医学的な鍼灸を非常に熱い情熱で語っていました。

 

 

「東洋医学を専門にやっている鍼灸師と、それ以外の鍼灸師を一緒にするな!」

 

モノの例えで、ラーメン店のラーメンと、ファミレスのラーメンの違いのようなものだと。

 

どんな慢性の症状でもほとんど治せると豪語しています。

 

確かに物凄い腕前だろうと思います。

 

僕なんかは足元にも及ばないでしょう。

 

 

ただ、一つだけ気になることがありました。

 

その鍼灸師に対してではなく、あくまでも僕自身への戒めとして、です。



動画で東洋医学の「五行色体表(ごぎょうしきたいひょう)」という理論の説明をしていて、全ての患者がこれに当てはまると言っていました。

 

確かに東洋医学の理論はとてもよく出来ているんですが、

 

全てを枠にハメようとしすぎて、例外を認めない風潮を感じます。

 

分かりやすくいえば、屁理屈をこねて言いくるめるような。

 

 

僕はあくまでも、東洋医学や鍼灸は、高次元で抽象度の高いスピリチュアルの中における、一部の具体的概念だと思うのです。

 

でも専門分野を突き詰めている人は特に、それこそが全てだと思ってしまいがちです。

 

・・・

 

僕は鍼灸師になりたての頃、長野式治療法という流派の勉強会に参加して学んでいました。

 

ある講師の先生と話す機会がありました。

 

「長野式治療法はあまりにも素晴らしいので、長野式で治らないなら、どこに行っても治らないと思ってしまう

 

という話で共感しました。

 

 

まあこれは、長野式に限ったことではないと思いますが、進んでいる道が正しいと信じれば信じるほど、視野が狭くなってしまいます。

 

 

常に”良い意味で”疑ってかかることが大切です。

 

決して否定的でなく、神理を追究するという意味です。

 

 

枠の中の自分が完璧だと自信を持ち過ぎると、いつしか傲慢さが湧いてしまい、

 

枠の外側にある新たな知見に対して、謙虚に吸収できなくなってしまいます。

 

何ごとにも感謝し、謙虚であり続けることが大切だと、改めて肝に銘じます。


・・・

 

東洋医学的鍼灸、現代医学的鍼灸、あるいはそれ以外においても、それぞれの専門家は、互いに自分の流派こそが最高であり、他は真理じゃないと思っているでしょう。

 

そういう意味で、長野式治療法はあらゆる流派の「良いとこどり」ができる柔軟性を持っているので、そこがまた素晴らしいです。

 

 

ただし、再現性が高く誰にでも出来るシステム化された治療法にしようとするあまり、

 

枠にハマる症例ならば凄く効果が出やすいのですが、例外に弱いと感じました。

 

・・・

 

長野式の勉強会に参加していた頃、とても重要なことに気付いたのです。

 

「鍼灸師ならこれくらい治せて当然」というような大前提のレベルに達していない鍼灸師が結構いるんじゃないかと・・・。

 

勉強会では、そういう基礎的な部分は出来て当たり前なので全て省略されている訳です。

 

応用編をいくら学んだところで、基礎的な施術ができていなければ、錆びた鉄板の上からペンキを塗っているようなものです。

 

 

それともう一つとても重要なのが、患者さんに対し、自宅で毎日お灸をするように指導するというのが、受け入れられませんでした。

 

患者さんは、治して欲しいから鍼を受けに来るのに、

 

「自宅で毎日お灸をしなければ治らない」

 

と言われるのは、なんかおかしいと思いました。

 

 

こうした経緯により、自分なりに色んな治療法の違いを吸収していこうと思うようになりました。

 

・・・

 

冒頭の動画で、若いお弟子さんのインタビューがありました。

 

物凄い情熱に溢れており、昼休みも削って患者さんを診たり、早朝や深夜、さらには休みの日も診たりしているそうです。

 

やりたくてやっているので、全然ストレスもないと。

 

・・・まるで10年前の自分を見ているような😆

 

 

僕は今でも情熱を持ち続けているつもりですが、

 

無理し過ぎると、とんでもないことが待っているのが身に染みていますので😅

 

 

 

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