※すい臓がん+悪性リンパ腫の闘病中です。体力作りで散歩をしています。
ブログに訪問下さり、誠にありがとうございます😊
本で勉強した「具体と抽象」の考え方と、
ドラマ「下町ロケット」での説明がリンクしている部分があって、
なるほどーと思いました。
僕は昔勤めていた頃、何でもできるゼネラリストと専門的なスペシャリストについての話をしていた頃がありました。
イメージ図にするとこんな感じです。
横矢印が仕事の種類の広さで、いろんな仕事が広く浅く出来るイメージ。
縦矢印が仕事の専門性の高さで、より深く高度な仕事が出来るイメージ。
余談ですが、横の矢印より縦の矢印が長く見えませんか?
それは錯覚で、実際は全く同じ(はず)です。
ゼネラリストだと、よくいえば何でも出来るけど、悪くいえばどれも表面的。
スペシャリストだと、得意なことに関しては物凄いけど、それ以外は出来ない。
この図は逆T字型、Tの字を逆さにした状態ですので、
専門性がありつつ、色んな事が広く浅く出来る人材、といった感じです。
当時の僕は、山の字や、あるいはEの字を倒した状態がいいなあ、と言っていました。
つまり、何でも出来つつ、専門性の高い仕事を複数持っているということです。
単なるイメージ上の話で、具体的にどういう仕事でそうなるというビジョンもなかったんですけどね😅
そうやって、いかにももっともらしく語ってたんですよね🤣
まあそれはさておき、「具体と抽象」の対談本の中で、
縦の矢印の頂点が複数つながる話が出てきました。
つまりこういうことです。
全く別の専門性が、抽象度が高くなると融合していくというのです。
ある仕事の目的が別の仕事の手段になったり、
逆に手段が別の面では目的になったり、
あるいは協調していったりします。
なるほどー!!と感じました。
当時の僕は、山の字のイメージしかなく、
△の頂点がつながるなんて発想には至りませんでした。
難しい概念で分かりにくいですが、その辺りの話が「下町ロケット」に出てきたという訳です。
ドラマでは昔の伊勢湾台風の被害映像が出てきました。
災害を最低限に防ぐために、正確な気象予報の出来る気象衛星が必要で、
そのためには、気象衛星を打ち上げるためのロケットが必要だった、という流れです。
ロケット技術者にとっては、ロケットを飛ばすことが目的ですが、
災害を減らしたい人、農作物などを守りたい人などにとっては、
人工衛星を打ち上げてくれるロケットを飛ばすことが、
それらを実現するための手段な訳です。
目的は違えど、三角形の頂点でそれらの志が融合した時に、
大きな出来事が起こって夢が実現するということですね。
そして、
「関連性がないなら、関連性を作っちまえばいい」
というセリフが!
おお!!それはまさに抽象的発想の極意です!!
抽象度を高めれば高めるほど、必ずどこかで融合するので、
具体の世界から抽象度を徹底的に高めて、
別の具体に下ろしていくという概念を磨き上げればいいということです。
抽象的思考はとても高度で難しいものですが、
とはいえそれを実現するためには非常に緻密で繊細な具体の土台が必要なのです。
どんなに大きな夢ばかり語ったところで、実現するための具体的手段がなければ、
絵に描いた餅という訳です。
宇宙ロケットと心臓人工弁というまるで接点のなさそうな具体的な話において、
ロケットの燃料内の異物を処理するシュレッダー技術と、
心臓の人工弁にできる血栓を処理するシュレッダー技術の融合という、
抽象度を高めることによって互いに応用できる精密技術関係としてつなげた、
というお話でした。
「下町ロケット」は本当に素晴らしいドラマですねー。
ドラマを観ていると、歓喜の波動に共鳴してとても感動しますし、
僕自身も三角形の頂点と底辺をつなげていきたいと思うのです。
そんな壮大な波動に共鳴していくためにも、
まずは自分自身の健康を取り戻さなければ・・・。
・・・・・・
今朝の散歩は、抗がん剤の副作用による貧血か、息が上がって体力的にしんどかったです。
消費カロリーは259kcalでした。
望湖台の夜景。
今朝は雲が分厚く、天神橋まで戻ってきても、まだまだ暗かったです。