久しぶりの更新 商品先物業界の行く末
実に興味深いデータがあります。なんとなく気が付いてはいましたが、あらためて数値にすると驚きの数値です。
先物協会の発表データなのですが、2001年にあった苦情件数はおよそ8000件以上。それが2009年度にいたっては1400件となっています。大幅な減少です。これは各社の顧客への接し方、対応の改善が大幅に影響したのことが主だった理由でしょう。
ただ、気になるデータもありました。
業務の廃止や倒産などでかなりの業者がなくなり、消えていきました。それだけではありません。出来高ベースで見てみるとかなり驚異的な数値がでてきます。
先物取引の出来高(売買された枚数)は、2003年には1億5千万枚。かなりの数値です。それでも、証券市場に比べれば小さな小さな相場ではありますが。ですが、それなりに顧客はあたと見るべきでしょう。
ですが、2009年度の出来高は、なんと3400万枚。実に5分の1まで縮小しているのです。
過去にコレだけのペースで市場を縮小していったケースがあったでしょうか。投資のブームは過熱している一方なのに、証拠金取引である商品先物取引がこの縮小です。本来は投資ブームの主役になっていてもおかしくない業界なのです。現に、同じ証拠金取引であるFXは、かなり市場を拡大し、ブームになっています。
商品先物市場、いったいこれからどうなってしまうのでしょうか。業界全体の努力もむなしく、このまま消えてしまうのでしょうか・・・・
正直、今の規模であれば市場として、またリスクヘッジの場としては機能しがたい(そもそも商品の当事者が参加していないこと自体、おかしな事ではあります)と思います。思い切って全て廃止にしてもいいのではにでしょうか。
一旦廃止にする。その上で再度、業界のルールを明確にし、再スタートを切る必要があるかもしれません。
今のままでは、業者の従業員も経営者も、顧客も、皆が苦しんでいるだけのような気がします。
これから1年後、2年後、10年後・・・どうなっているのでしょうか。私にもわかりません。
商品先物取引会社の倒産・破産・廃業
久しぶりの更新となりました。
今の商品市場の現状からして、続々と倒産や撤退が相次ぐの事に関して、特に驚きはありません。
3月期は決算・年度末と言うことでなんらかの動きがあるのはわかっていたのですが、すこしの驚きがありました。
皆さんもご存知かもしれませんが、㈱小林洋行が、3/30日付けを持って商品取引受諾業務の廃止を発表しました。要するに、先物取引はやりません、と言うことです。
とは言っても、廃止に関しては去年の年末から発表されていたので知ってはいたのですが、やはりあらためてこの業界も大きく変わってきたなあ、と思うのです。
小林洋行社は、先物業界でも1,2を争う大手で、東証1部上場企業です。先物取引事業は主力事業でしたから、これは大きな決断だったはずです。FX等、その他の取引や、違う業種への参入などで多角化を図り収入を安定させていく予定だと思います。小林洋行さんには子会社がありますので、そちらに事業を集中してコスト削減していく面もあるのだと思いますが、やはり、大手の撤退と言うのはあらためて、商品先物業界の苦境が伺えますね。
6ほど前には、大手の東京ゼネラルと言う会社が突然の取引の資格喪失でなくなった、ということがありました。大手企業も苦しいのですから、中小企業になるとなおさらでしょう。ここ数年の先物業者の倒産・撤退数は驚くべき数です。
商品取引市場、悪いイメージを払拭できぬまま、このまま衰退していくのでしょうか?
同じように当初は苦戦していたFXが今は投資の代表格として盛況を見せています。先物取引も、同じように復活する日が来るのでしょうか、それともこのまま衰退していくのでしょうか・・・。
被害者の数は年々減ってきています。これは各社の業務に対するコンプライアンスへの考えを重要視していることの現われだと思います。ですが、これが単純に市場の縮小による被害件数の減少だとすると、すこし寂しいなあ、と思うのです。
商品先物取引におけるトラブル・被害の相談は
『解決!先物被害』
相変わらずの相談数 海外先物取引被害
国内業者における先物取引被害の相談は、激減いたしました。
数値でみると、2009年度の相談件数は実に2006年度の5分の1にまで減っております。
コレは我々だけの相談件数ですが、相対的に見て弁護士の先生や公的機関に対する苦情件数も減っていると思われます。
それに対して、相変わらず相談件数の減らないのが、海外先物取引における苦情・相談です。
シカゴ・ニューヨーク・ロンドン、大豆、カカオ、金・・・・場所は違えど、ものは違えど、受ける苦情は皆同じです。
大変な損失が出た。お金がかえってこない。業者と連絡が取れない。やめさせてくれない。
何度も言うことですが、おいしい話はありませんよ。特に海外先物業者の場合、かなり怪しい業者が多いのも事実です。大切な資産を増やしたい気持ちもわかりますが、守ることも忘れないようにしてください。
先物取引における苦情・相談は
『解決!先物被害』
