都合がつかず、試合の中継を見ることができなかったので本当は感想を書くべきではないのですが…。

それでも僅かなVTRと他の方のレビューから思ったことをメモ程度に。



とりあえず3失点はいただけないかと。

ブラジルやイタリア相手に3失点するのとは訳が違う。

今大会のメンバーでは攻撃陣よりボランチとDFに代表定着のチャンスがあると考えているのですが、ちょっとキツい。
少なくとも印象は悪い。

いつもみたいにプレスがきちんとかからないという理由もあるとは思いますが、中国相手だったらそれでも90分間守りきって欲しいところ。

森重がどんなプレーをしたのか正直まったく見ていませんが、「3失点した」と聞くだけでどんなに良いプレーだったとしても輝きが半減です。

攻撃陣では柿谷や工藤、原口あたりが高評価のようです。

しかしながら今の日本の攻撃陣は層が分厚いので、中国相手に1点とったくらいじゃアピールにもなりゃしません。

アジアやJリーグのレベルではもう格が違う、今すぐ欧州に行っても通用するんじゃないか?というレベルじゃないと今の日本代表では試合にすら出られません。

それともう一つ、今の日本代表で試合に出ようと思ったら守備ができないと使ってもらえません。

乾やハーフナーあたり(宇佐見も?)は守備が軽くて、ザックがやろうとしている緻密な守備を実践できないが為に少なくともスタメンで使ってもらえません。

今スタメンで出ているメンバーだと前田と岡崎の守備がダントツで、香川も結構頑張ってる。本田は少しムラがある感じがありますが、おそらくはそれ以上にキープして時間が作れることが今の代表では希有な能力なので使われている印象。

香川、清武、乾あたりの使われ方は攻撃力と守備力のバランスがモロにそのまま序列に反映されている感じ。

だからこそコンフェデのメキシコ戦でもスタメンを変えたくても変えられない状態になっていたんだと自分は考えています。

少し話が逸れましたが…。

という訳で、東アジアカップのメンバーもザックが納得するレベルで守備を頑張れないと試合には永遠に使ってもらえません。

しかしながら今大会は準備期間が少ないこともあり、ザックも守備に関しては目をつぶるというか、あきらめている部分があると思います。

だからこそその分桁違いというか、周囲を圧倒するようなプレーが欲しい。
そういう意味では、中国相手に3点決めるくらいのインパクトが無いと次回の代表に呼びたいとも思われないでしょう。

最後にボランチ。山口がそこそこ高評価ですが、正直それも予想の範囲内というか、一番特徴や仕事がはっきりしているのでよっぽどヒドいプレーでなければうまくハマって見えると思います。

しかしながら、このポジションには細貝がいるので同じくらいのプレーの質なら慣れと経験で細貝に軍配が上がるかな。

逆に細貝以上の攻撃力(展開力でもいい)を見せられれば、もしかしたら細貝より序列が一個上にいくかも。

ただどちらにしてもバリバリのパサータイプ(要するに遠藤の代わり)は中々いないので、引き続き色んな選手を試すポジションになりそう。


個人的に、今の日本代表で替えが効かない選手は1番が岡崎、2番が遠藤それに続くのが長友かな、と勝手に思っています。

オリンピック代表だった頃の柏木や少し前の山田直輝(オシムの頃の羽生?更に前だと森島やゴン中山?)のようにとにかく動きまくってスペースを作れるプレーヤーが欲しい。

そして、少し前まで沢山いた司令塔タイプの選手(小笠原とか小野、名波とか?中田、中村はもう少し前でプレーする印象)もあと一人くらい欲しい。

まぁ突然そんな選手が出てくる訳がないんですが。
とにかく、総合力勝負では今の代表メンバーには勝てないので、現在不足しているタイプの選手か、一発芸勝負(高さとか速さとか)の選手があと3人くらい入れるかどうか、というところでしょうか。

頑張って欲しいです。

P.S.
山口や原口あたりにとってはブラジルW杯後にもしかしたら代表に定着する可能性があるとして、そのとっかかりになるような試合だったかもしれません。

k-sendai
宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」。
公開初日のしかも朝一番の上映回で観てきましたよ。

ネット上のレビューなんかもちょこっと見ましたが、この映画は

「何コレ。意味わからん。」

って人と

「よくぞこういう映画を作ってくれた!」

って人とにまっ二つに分かれる気がします。
真ん中は無い感じ。

ただ、どちらも抱く感想としては間違ってないと思うんですよね。
因みに自分は後者。
なのでこの感想はかなり褒めまくったレビューになると思います(笑)。

以下、コアなネタバレ感想↓



ぼんやり書くと、また長いだけの散漫とした文章になりそうなので、いくつかテーマを絞って書こうと思います。

ストーリーについて

パンフレットの中でも言及されていましたが、そもそもこの映画は宮崎監督が「趣味」の範囲で書いていた漫画を鈴木Pが監督を”そそのかして”(笑)映画化に持っていったものだそうです。

なので原作の有無がどうこうとは別に、宮崎監督が産みの苦しみを経て「こういうものを造ろう!」といって生み出した作品というよりは、「こういう映画も作ってみてもいいのかな?」というような感覚で作っていった映画という風に自分は受け止めています。

だからなのか全体として起伏が少なく、良くも悪くも淡々と、映画として綺麗にまとまっているのではないかと思います。

また、時代背景(パンフレット内で言うところのリーマンショック後の雰囲気)とも絡んで、ジブリ全体としても方針に迷いが生じていた時期の作品だそうです。

映画を観た人の感想が割れている原因(というか低い評価をしている人の原因)の一つはこのあたりかと。

「ポニョやもののけ姫を期待して観に行ったら全然ハズレだった」ってヤツです。
とは言えそこまで下準備や心構えをして劇場に行く人も少ない訳で…難しいところですね。


ストーリーそのものは、大きく分けると「ゼロ戦(飛行機)の設計」と「ヒロインとの恋愛」という二本柱からできている作品なのですが、(他の方がどこかのレビューで仰っていましたが)この二つが”前半=飛行機”、”後半=恋愛”というようにぶつ切りというか、二つのストーリーをただ縦に繋げただけ、というように感じられた面が少しありました。

ただこれに関しては少し時間をおいて考えてみると、やはり前半で飛行機への情熱を相当強く描写しておかないと、後半で主人公が言う「ヒロインに付き添うことはできない」とかヒロインの父が言う「男は仕事をしてこそ」といった台詞の説得力が足りなくなってしまうんですよね。

監督もプロですから(笑)相当考えた末のこのバランスだと思うし、実際これ意外はありえないな、とも思いました。

二つのシーンのうち、後半はテンプレとまでは言いませんが王道の恋愛物語なので好みはあれど、視聴に問題はないかと思います。が、反対に前半部分に関しては難しい。

これが評価(感想?)が割れる原因のその2でしょうか。

自分が考えるには2点あるのですが、まず1点目。
いわゆる「(エリート)クリエイターが夢を追う」という主人公に感情移入できるかどうか。

ネットを巡回した感じだと
・業界内での評価が高い
・監督曰く「挫折を描いた」
らしいです。信憑性は置いておくとして。そういう記事が出てくる雰囲気があるようです。

フラットみ見ると確かに、何不自由無い主人公が子供の頃の自分の夢を叶えて、やりたいことに心行くまで没頭して、多少の失敗を挟んだとしても、最終的には偉大な「ゼロ戦」を開発して歴史に名を残す。めでたしめでたし。

という感じに見えます。

こう見えた時点でその人にとっては、この映画は面白くも何ともないと思います。
良いとか悪いとかではなく、相性というか出会いの問題。

反対に、クリエイター気質の人。人生のどこかで、追いつめられながらも何かを生み出そうとした人。世の中に何か新しいものを作り出すのが好きな人…等はこの物語の行間を読むことでかなり共感できたのではないでしょうか。

2時間ちょっとの映画の中で主人公は人生をスイスイと進んでいるように見えますが、映画の中で描写されていない部分が沢山あります(多分…)。

そもそも大学に入るだけでも大変だし、ドイツ語を身につけるのも大変。社内でポジションを確立するまでにどれだけのライバルを蹴散らしてきたことか…。他部署との調整、説得も大変。納期も勿論大変。自分の理想のモノに対して資金をはじめとして様々な理由が降り掛かってきて、妥協の連続。もちろん失敗もある。…まぁ書き始めたらきりがありませんが。

そういった諸々を抱えて、消化した上であの涼しげな表情をたたえる主人公というのはかなりアツイ(笑)。そういう部分に自分を重ねたり、共感できる人にとってはかなり思い入れの強い作品になるのではなかろうか。

この”ハマるかどうか?”というのがこの作品の評価の違いだと思います。

ただ、何度も言うように「良い/悪い」ではなく、あくまでもストライクゾーンの問題だと思います。

さらに付け足すならば、そういった所を読み取るにしても、知識が必要というか。

第2次世界大戦直前の日本の状態、世界における日本の立ち位置、ドイツ、イタリア等の立ち位置、日本での海軍の立ち位置や戦力、ゼロ戦の評価、パイロットとエンジニアの関係etc.

このあたりがベースとして頭に入っているのといないのではまた味わいも違ってくるんじゃないかと思います。この辺は中学の歴史の勉強+アルファになってくるので、何冊か戦争関係の小説でも読まないと中々落としこめないかもです。

因みに自分は「永遠のゼロ」と佐々木譲さんの昔の小説を何冊か読む中で少しだけこの時代の雰囲気や知識を身につけることができました。



あと、夢のシーンなんかは個人の好みが出ると思うので何とも言えません(笑)。
自分は嫌いじゃないし、物語全体をまとめる為には必要だったかと。

主人公

上でだいぶ記述してしまったので短く。
庵野さんの声は好き嫌いあると思います。自分はそこはあえて見て見ぬ振り(笑)。
ただ、声や演技そのものというよりは、庵野さんの声というのが持つ二重の説得力(声そのものが色々くぐり抜けてきた落ち着きや達観を含んでる、というのと「あの」庵野さんが声をあてていると思うと主人公にその姿を重ねてしまう、という二つ)が効いてました。


ヒロイン

滝本美織さんが演じたそうです。滝本さん好きだったので、正直彼女の演技を見たくて行った部分もあり、また実際素敵な演技だったので満足です。声や演技そのものも良かったですし、凛とした部分たっだり芯がある部分だったりが彼女と重なり、声にもにじみ出ていたように感じたので、良かったんではないかと。

それ以外

地震のシーンはやっぱりちょっと緊張しました。
というか、まともに地震を描いたのって2011年以降初めてではないでしょうか。
やはり先陣を切るのはジブリしかいないのかな。正面から描いていて、不謹慎かもですがその姿勢が格好良かったです。

あとはアニメーション。
やっぱりスゴい。
主人公が庭から忍び込んでヒロインと抱き合うシーンがありましたが、あの場面での質感や空気感には鳥肌が立ちました。あんなに艶っぽいアニメーションは見たこと無い。服のしわの一本一本に至るまでホントにドキドキします。


結局だらだら長く書いてしまいました。
本当はこの5倍くらいだらだらもっと書きたいですが…。

とにかく久しぶりに映画で泣きました。
数年ぶりだ。
それくらい”自分にとっては”印象的な作品でした。



最後に。

今年「永遠のゼロ」という映画が公開されます。今作品と同じくゼロ戦にスポットがあてられています。原作(風立ちぬの方は企画・立案)も含めてほぼ同じ時期に同じようにゼロ戦を中心にした物語が出てくることに何だか不思議なものを感じます。

この辺はまだ考察できていないのですが、リーマンショック後(東北の地震よりは前)あたりの時代の閉塞感やイノベーションを求める世の中の雰囲気(iPhoneやiPadが出てくるなかで日本の”ものづくり”みたいなのが限界を迎えてる感じ?)の中で、クリエーターが思いを馳せるのは「坂の上の雲」やゼロ戦の時代だったんでしょうか。ちょっと興味深いです。


これからマスコミや世論がこの作品をどのような評価に落ち着けて行くのかも見物です(笑)。
絶賛するのか、こき下ろすのか(笑)。

k-sendai
久しぶりに野球の試合を1回から9回まで全部観た。
WBC以来?(笑)

そのWBCのお陰か、糸井や鳥谷なんかも身近に感じられるオールスターでした。
近年ではかなり面白かった方だと思います。

栗山監督の演出も今日ばかりはハマってました。

なんだかんだで渋いタイムリー2本で1対1という投手戦で、それだけ投手のレベルが高いんですね。

田中、前田あたりは流石の安定感だし、三浦や岩瀬もチームで主力張ってるだけのことはあるぜって感じでカッコよかったです。糸井とかもうプレーが観られるってだけでお金払ってもいい。肩いいなー。

印象に残ったのは日ハムの増井投手。球速いですね。出てくる日ハムのピッチャーみんな良くて、「スゲーな!」って思いながら観てました。西村も目一杯投げてるにも関わらず、コントロールが安定していて、なんだかんだで巨人のクローザーなんだなって思いました。



そして大谷くん。

投手にしろ野手にしろ打者にしろ、実際の試合の中でプレーしているのを観るのは初めてだったんですが(今まではスポーツニュースのVTRとかでしか観たことなかった)、話題になるだけのことはありますね。

特に投球フォームが綺麗。球速は…どこまでスピードガンを信じていいのかということもありますが(笑)、ブランコ、中村あたりをねじ伏せたのはホンモノかと。

松坂のルーキーイヤーに立ち会えた自分は好運な世代で、もうこんなことは無いだろうと思っていましたがそれ以上ですね。日本で19歳の彼のプレーを観られたのは幸運です。

ダルビッシュなんかもスゴいんですが、それでも3年目くらいからの活躍でしたからね。

ルーキーからここまで印象的なのはちょっと記憶にないです。

将来どうなるのかわかりませんが、ダルビッシュや88年世代と一緒にWBCで活躍する姿が見られたらいいなー。

k-sendai