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便利も不便

今日の○○な話は電気自動車(EV)です。



最近はハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)などエコカーへの意識が高り、私もエスティマ ハイブリッドに5年間乗っています。


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現在、三菱自動車がEV『i-MiEV』を販売しており、日産自動車も今年の12月にEVの『リーフ』を発売します。またトヨタ自動車もプラグインハイブリッドPHVの『プリウス』を販売する予定です。



今後は自動車の電気充電が必要となり、大型店舗や自宅でも充電設備の設置が不可欠になってきます。



全日本電気工事業工業組合連合会(全日電工連)では電気自動車(EV)用充電設備設置工事の為に「EV施工パートナー」という資格を設け、安全で安心な電源供給に取組んでいます。



現在は三菱自動車と提携をして、『i-MiVE』を購入するとEV施工パートナーを取得している会社を紹介して頂けます。



私も3月にEV施工パートナーを取得しましたので、お客さんに提案をさせて頂いております。



充電方式は2種類あり、普通充電は100Vだと約14時間(満充電)、200Vだと約7時間(満充電)、急速充電三相200Vだと約30分(約80%)となっています。



また昨日のニュースでハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の静音性に対するガイドラインに即し、車両接近通報装置を車に搭載する様です。





静かさも不便、騒がしさも不便。便利さのバランスが難しいですね。何かビジネスチャンスがあるかも。

いろんな場所に出没

本日は久々にきりんに乗って仕事をしていました。



まずは諏訪



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外灯照明の調査




そして下諏訪



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アームライトのランプ交換




そして駒ヶ根



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外灯看板照明の調査



そして昼飯割り箸


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駒ヶ根といえば「みそカツ」



午前中はこんな感じでした。



連日、30度を超す猛暑が続きますが、きりんはエアコンがなくても頑張っていますあせる





段取り8分

今日の解体状況モグラ


すでに3分の2は解体完了です。



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水を撒きながら解体しています




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パワーシャベル2台で解体




鉄筋コンクリート造もパワーシャベルでグッシャングッシャン



今回は半分残して営業したり、アスベストもあるのでやはり工事は段取り8分だと実感しました。

輝き続けるいのち その3

嘱託警察犬を20年以上育てていますが、


毎日の世話や散歩そして定期的な訓練、そして出動依頼は夜遅くや早朝など突然の連絡が多く、目に見えない苦労はたくさんあります。


しかし『人のいのち』を救うという社会貢献活動は、とても素晴らしい活動であり、歴代の警察犬からは沢山の事を学ばさせて頂いてます。、



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関森社長とクリスタル・オブ・キュウエンレッカー号



歴代の警察犬の中でも『クリス』はとても忠実で人懐っこい犬でした。




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ベルトハイト・オブ・トータスマウンテン (愛称:かりん)



その『クリス』の遺志は、実の娘である『かりん』に脈々と受け継がれています。







輝き続けるいのち その2

第16回「小諸・藤村文学賞」優秀賞


『輝き続けるいのち』


信州大学教育学部附属松本中学校3年 佐藤 朱音



 一つのお墓の前で目を閉じる。するとそこに浮かぶのは、一匹の警察犬「クリスタル・オブ・キュウエン・レッカ号」通称クリスだ。クリスは、とても優しく忠実だった。そんなクリスとの出会いは、忘れもしない二年前の五月のことだ。


 

 その日、私は学校から帰宅し夕食を食べようとしていた。しかし一本の電話で中断された。それは祖父からの電話で「七時になったのに祖母が家にいない」ということだ。祖母は、帰りが遅くなるときは、置き手紙をして携帯電話を持ってでるのだが、その日は手紙はなく、携帯電話も家に置いたままだった。母が急いで警察に電話をし、捜索願を出した。

 

 自宅から祖父母の家までは車で四十分ほどかかるため、祖父母の家に着いたのは八時頃だった。母と叔父が畑など、祖母が普段よく行く場所を探しに行き、祖父は事故の可能性も考え、川や河川敷など、二手に別れ至る所を探していた。私は家で、警察の方からの連絡を受けとるため待機していた。

 しかし、日付けが変わっても一向に発見されず、一度家に戻り警察の方との話し合いが行われた。そこでは「もう夜遅いので、明日の朝、明るくなってから捜索を再開する」ということになっていた。しかしその時、何か思いつめた表情の叔父が「警察犬はだしていただけないですか。」と言った。「もしかしたら出すことはできるが、あまり期待はしないで下さい。」という言葉で、あきらめかけていた全員に再び、やる気が出てきた。そして母、叔父、祖父は、もう一度祖母を探しに行った。

 

 三十分程して家で待機していた私の元に、警察の方から電話がきて「一匹だけ警察犬が見つかった」という。その犬こそクリスだ。家族にも報告して、しばらくすると警察の方と一緒にクリスがやってきた。祖母が普段から着用していた衣類を嗅がせるとクリスは、すぐに反応したようだった。しかしクリスは全員の期待をよそに、母や叔父や祖父、警察の方が何度も捜索した畑へ向かって行った。私達の不安がどんどん募っていく一方で、クリスは一歩一歩確実に畑への歩を進めていた。やはり畑の中に入っていったクリスだったが、思いもよらぬところへ行った。それはふき畑だった。しかしそこにいた誰もが息をのんだ。ふき畑のなかには横たわる祖母の姿があった。慌てて祖母に駆けよると微かに息をしていた。救急車を呼び病院へ行くと、医師からはとても危険な状態だと告げられた。

 

 クリスのお墓参りを終わらせ私の隣を見るとそこには生き生きとした祖母の笑顔がある。発見後は、いくつもの手術や辛いリハビリを乗り越え、祖母は倒れる前と同様の暮らしをしている。祖母はあの日、三分の一は亡くなるといわれている、くも膜下出血で倒れていたのだ。

 退院後に祖母はクリスのもとへと行き「助けてくれてありがとう」と何度も繰り返していた。そんなクリスは昨年四月に突然眠るように息を引きとった。

 初めてお墓へ行った祖母は、目を潤ませながら「クリスの活躍のお陰で今があるんだよ。また会えると思っていたので、とても残念だけど、永遠に私の心の中で生き続けるからね。これからは、クリスからもらった命を大切に、クリスの分まで長生きするからね。本当にありがとう。」と話しかけていた。

 


 人間の手では救えなかった命を、救ってくれたクリス。今はもう亡くなってしまったが祖母がいうように、私達の心の中で『クリスタル=結晶』のように永遠に輝き続けていくことだろう・・・。



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クリスタル・オブ・キュウエンレッカー号 (愛称:クリス)


『クリス』の遺志は受け継がれていきます、その3へ