ボックス内の質 | きりんの電気屋ブログ

ボックス内の質

J3リーグ第27節 松本山雅FCvs大宮アルディージャ

試合開始前には8月度 EPSON MONTHLY MVP 受賞した菊井選手の授賞式が行われました。



元J1リーグにいたチーム同士の戦いに入場者数は11,169名、J3リーグとは思えないスタジアムの熱気でたくさんのサポーターが選手を後押しします。



大宮は敵陣ではプレスをかけずに松本山雅はボールを持ちながらディフェンスラインでパス交換、サイドバックにボールが渡ると中を閉めながらブロックを組んで守備を固めます。


松本山雅はパス交換しながら相手の隙を狙いますが、大宮の守備陣形は崩れないので菊井選手まで下がってビルドアップ、それでも何度かワンタッチで敵陣深く侵入してクロスまで行きますが精度を欠いてシュートまでいけず。


大宮はボールを奪うと前線のオリオラサンデー選手へ縦パス、五分五分のボールはほぼオリオラサンデー選手が収めてくれるので時間を作りカウンターが発動しますが、最後の最後で松本山雅が弾き返して決定機を防ぎ0-0のままハーフタイム



膠着状態のまま迎えた67分、ロングスローの流れからサイドを崩されてクロスを上げられるとオリオラサンデー選手がヘディングシュート、大内選手が弾くもののこぼれ球を石川選手に押し込まれて先制点を奪われます。

二次攻撃からボックス内で混戦となった状態での一瞬の隙、人数は揃っていてもボールウォッチャーとなって相手に詰められてしまうシーンは今季何度もやられているパターンでした。



その後は前節躍動した中村選手も大宮の泉選手がマークされていい所なく71分に交代、松本山雅は敵陣で長く攻め込むもののしっかりブロックを組んで守る相手を崩せずに時間だけが経過していきます。



試合終了間際に山本選手からのクロスを宮部選手がボレーで合わせますが、ゴールライン上をヘディングでクリアされて試合終了



【試合結果】
松本山雅FC 0-1 大宮アルディージャ



首位を独走する大宮アルディージャとの差はトラップ、パスという個の差とボックス内での集中力と精度の差が大きな差となって今の順位につながっていると思います。



残り11試合、J2リーグに上がっても負けないチームを目指すより、まずはJ3リーグで勝てるチームを目指して昇格をしてからJ2リーグで勝てるチームづくりをしていかないとJ3沼からは抜け出せないと思います。