賢守速攻の構築 | きりんの電気屋ブログ

賢守速攻の構築

J3リーグ第17節 松本山雅FC vs アスルクラロ沼津


前節5-1と攻撃陣が波に乗っていて現在2位の沼津、昨年はシーズンダブルを喰らった相手にホーム雪辱を果たしたい試合


松本山雅も前節はアウェイで4-0と完勝、日が照りつける暑い時間帯での消耗戦になりそうな展開です。



松本山雅は前々節からの4-3-3にシステム変更、中盤は真ん中に米原選手、両脇に山本康裕選手、菊井選手と技術力の高い選手を並べて中盤でのボールロストを減らして守備の意識を強めています。


アスルクラロ沼津は少ないタッチ数で小気味良くボールを回して、ディフェンスラインから縦に早いパスを供給して松本陣内に押し込みます。


試合は9分、スローインの流れからサイドで山本龍平がボールを受けるとピンポイントクロスに飛び込んだ樋口選手がヘディングで合わせて先制のゴール



さらに14分、安藤選手がペナルティエリアでカットインからのシュート、手前でバウンドしたボールをキーパーが弾いた先に浅川選手が詰めていてそのまま押し込んで立て続けの2点目



2-0で前半を折り返してハーフタイム、沼津は後半75分以降の得点が多く、前半はボール保持で相手を疲れさせて後半に守備の綻びをついて得点を奪う展開が多いので松本山雅はどれだけ体力が消耗されたか注目したいところ。


しかし後半開始早々の47分、サイドから樋口選手がディフェンダーの間からクロスをあげるとニアに飛び込んだ浅川選手がボールの角度を変えて流し込んで3点目



試合展開に余裕の出た山雅は相手にボールを握らせながら中締めをして相手をサイドに押し込みますが、沼津もタッチ数の少ないつなぎでアタッキングサードまで侵入します。


すると61分、64分と立て続けにドフリーでシュートを打たれますが、体を張ったシュートブロックでゴールは割らせず守り切ります。


すると78分、菊井選手のスルーパスに抜け出した山口選手がキーパーの間を抜くシュートを決めて4点目



最後は山口選手からジョップ選手、ジョップ選手から安永選手と決定機を何度か決め切れず試合終了


【試合結果】

松本山雅FC 4-0 アスルクラロ沼津



2試合連続の4得点、さらに2試合連続のクリーンシートは守備から攻撃につなげる意識が連動した賢守速攻が形になったからだと思います。


システム変更は今まで積み上げた形からウィークポイントを減らして、ボールをスムーズに動かせる形に変えた変更なので、ここからさらに練度を上げて行って欲しいです。