苦し紛れのパワープレー
J3リーグ第15節 松本山雅FCvsFC今治
日差しはキツくても涼しい風が吹く心地よい天候ですが、土曜日の午後開催の試合で入場者数は6,518人と例年より少なくなっています。
首位の大宮アルディージャは独走体勢ですが、2位以下は大混戦の状況なので6月に勝ち星を重ねて抜け出したいところ
2週間のブレイキングタイムを明けてシステムを4-2-3-1から4-3-3に変更、中盤でビルドアップを引っ掛けられるウィークポイントが修正されるのか注目したいところです。
試合は開始9分、ショートカウンターから一度は相手に取られるものの再び転がったボールが安藤選手へ、相手ディフェンダーを背負いながらドリブルで相手陣内に侵入すると相手を引き付けてからフリーの村越選手へパス
ゴールキーパーの立ち位置を見て冷静にゴールへ流し込んで先制ゴールが決まりました。
その後は今治と五分五分の展開、菊井選手もディフェンスラインまでおりてパスをもらう形で、スムーズにサイドを展開出来る回数も増えました。
しかし31分、横山歩夢選手の弟夢樹選手にサイドを突破されてクロス、スルーされた先に一番警戒しなければいけないマルクス ヴィニシウス選手がフリーになってしまい合わせられて同点弾を浴びてしまいました。
さらに70分、ゴール前の混戦から何度か弾き返したボールが押し返され、ポッカリとフリーになった日野選手が至近距離でボレーシュートを決めて逆転弾を浴びてしまいました。
最悪の時間帯に逆転をされてしまい、選手交代でジョップ選手、初出場の二ノ宮選手と身長の高い選手を投入してパワープレーを試みます。
常田選手もゴール前で張って惜しいシュートを放つものの防がれ、最後はコーナーキックで大内選手もゴール前に上がりましたが、得点を決められぬまま試合終了
【試合結果】
松本山雅FC 1-2 FC今治
ホームで3試合連続の先制点、しかも早い時間帯に決めておきながら長野戦、北九州戦では終了間際に同点にされ、今回は逆転までされてしまい応援が力にならないのかと残念な結果となってしまいました。
さらに逆転されてから身長の高い選手を投入してパワープレーを試みましたが、クロスの精度やプレーのスピードが遅くて相手に簡単に守られる状態
2022年のアウェイ富山戦を思い出す様な苦し紛れのパワープレーでなくて、アディショナルタイムでも霜田監督が浸透させている攻撃の形で相手を崩して欲しかったです。