4月1日まで、あと1週間。4月1日は、良ちゃんが旅だった日です。
2010年だから、もう14年経ちます。
今日、90歳の父が、「もうすぐ良ちゃんの命日だな」ポツリと言いました。
思えば、14年前は父もまだ70代。わたしは、40代。みんな歳をとりました。私の父、良ちゃんのおじいちゃんは、2時間電車に乗って、孫(良ちゃんのいとこ)を連れて、病院に来てくれたなあと、父の顔を見たら思い出しました。
時は確実に流れています。
父の家に向かう車の中で、そうだ、14年前の今頃は、良ちゃんのベッドの傍で、奇跡を祈り続けていたなあと、その時の私は14年後にこうやって、好きな曲を聴きながら、普通の顔して車を運転しているなんて、思いもしなかったなあと、不思議な気持ちになりました。
14年前、4月1日は桜が満開を少し過ぎた頃でした。
ママともうこちらの世界ではお話ししてくれなくなった良ちゃんを、病院から家に向かう車の中で抱っこしながら、桜吹雪が舞う道を通ったあの日。
12年、頑張って頑張って頑張って生き抜いた良ちゃんの素晴らしき人生が祝福されているような、まさに花道を通っているような映像が浮かんできます。
良ちゃんがいるお墓は、大きな桜の木の下にあります。
今年の4月1日は、咲き始めの頃でしょうか。
良ちゃん、会いたいです。
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