クレーマーは得をしているのか?
購入した商品や受けたサービスに対して
必要以上に「文句」を言うことが
常態化している人を見ることがあります。
いわゆる「クレーマー」という人々です。
こうした人を観察していると
クレームを入れることで、
購入した商品、あるいはサービス以外の
特別なものを受け取ってようやく納得するのが特徴の様です。
自分の一言で誰も受けないような特別なものを勝ち取った喜びが、
また次の機会の「クレーム」を呼ぶようで、
本人はこの特別扱いを受けたことにより、
得をしていると思っていることが多いのだと思います。
それ相応の理由があって「クレーム」を入れて
そのお詫びとして何かを受ける場合はもちろん
正当性があるわけですから良いのですが、
しかし、理不尽な「クレーム」によって利益を受けることは
周囲の人々に必ず不快感を植え付ける結果になり
そうなるとその不快感は周囲の人の共通の感覚となり、
巡り巡って必ずその人に不利益をもたらします。
しかもその本人が判らない形で・・・。
例えば単に重要な話を聞かされなかったり、
その人が不在であることを見計らって特定の情報が伝えられたり、
あるいは「こうした場合はあの人は外そう」
などのコンセンサスができあがったりします。
これは何とも大きすぎる不利益であることは間違いありません。
自分自身、そうした「クレーム」を入れられないよう
対策を立てると同時に、
そのような理不尽なクレーマーとらないように
肝に銘じる次第です。