運動会
先日、近所の小学校から賑やかな音楽と
子どもたちの声が聞こえてきました。
運動会だったのですね。
徒競走、騎馬戦、玉入れ、組体操・・・
私も自分の子供の頃を
懐かしく思い出しました。
さて、ちょっと前に、ある会合で
以前、校長先生をしていた方とお話をしました。
最近は子供が運動会で怪我をすることに親も教員も
非常にナーバスになっているとのことです。
そう言えば最近、組体操の危険性を重視し
中止になるところもあると聞きました。
また、ひどいものでは徒競走で転んで
大腿骨を骨折した例もあるそうです。
運動会はもちろん運動するのですから
怪我をする危険は常にあります。
そうした危険を摘み取るためには
競技を中止してしまえば早いとは思うのですが、
そこに焦点を合わせ過ぎれば
運動会自体がなくなってしまいます。
それは大変おかしなことですよね。
それでは、怪我をしないように注意しながら結果を出す事や
周囲が気遣って助け合うことや
適材適所の役割を果たして全体をまとめることなどを学ぶ機会を
削ってしまうことになると思います。
怪我をしないことは運動会の目的達成の過程で確かに重要な事ですが、
怪我をしないことが目的ではありませんよね。
いかがでしょう。