ポジティブ過ぎてもねぇ・・・

 

 

 

前向きに考えることは大事ですよね。

ただし、いつも前向きで、ポジティブ思考

という人は、はちょっと考えものです。

 

過ぎたるは及ばざるがごとし・・・

あまりにもポジティブな人に共通していることは

 

同じ失敗を繰り返しているのに気付かない

ということ、

つまり反省する力がないということです。

 

たとえば誰かに至らない点を指摘された場合、

「そういう考え方の人もいる・・・」

「悪口を言っているだけだ・・・」

「変な事を言う人・・・」

 

といった形で受け止め、

「気にしない、気にしない・・・」

「次に行こう、次に・・・」

などと言って、反省が殆どありません。

 

反省できる人は、ここで

「なぜ、そんなことを言われたのだろう?」

と原因を考えに、考え、

原因が判れば繰り返し、繰り返し

自分に言い聞かせます。

 

その過程は落ち込んでいるように見えますが、

本当はとても大事な期間で、

成長している期間なのだと思います。

 

前向きすぎたり、ポジティブすぎたりする人は、

こうした期間がないので成長できず、

同じことを繰り返します。

 

周囲も言っても無駄だと思っていて

何も言わない場合が多いので、

本人は全て上手くいっていると思いがちです。

 

また、感受性の高い人はこういう人をあまり好きになりません。

がさつで、無神経に思えるので、

一緒にいれなくなるのです。

 

ネガティブにずっと落ち込んでいる人も考え物ですが、

ポジティブ過ぎる人は

運を自分で手放してしまっているのに

気付かないままなので、本当はもっと深刻です。

 

無神経と本当のポジティブ思考は異なるのです。