人を使うのはやっぱり難しい

 

 

人を使うことの苦労はいかなる立場にあっても

経験する試練ではないだろうか。

 

こちらは当然に、やってくれると思っていたことも

なかなか思った通りに相手が動いてくれず

「気の利かない奴だ」と思い

ついつい相手への言葉もきつくなる。

 

しかし、そこで考えてみたい。

相手はそんなあなたを

自分を責める「敵」とみるのではないだろうか?

 

もしそうならば、

「最低限の事やってしまって

さっさと終わらせよう」

 

これが人情というものだ。

 

「やってみせ、言ってきかせて、させてみて

褒めてやらねば人は動かじ」

(山本五十六)

 

怒るのが目的ではない、

人を動かすのが目的なら

まずは何かほめること。

 

全く関係のない服のセンスや髪型、

でもなんでもいい。

 

「今の若い奴は全然ダメ、褒めるところなんてない」

 

それなら、若さや将来性を褒めてあげればいい。

 

相手に、自分が好意的に見ようとする

チャンネルがあることを示して、

まずは安心感を与えることが大切。

重要感を与えることができればもっといい。

 

こんなことを言うと、

やっぱり人を動かすのは難しいと感じる

 

人を使う側は少し大人にならなくてはならない。

 

でも、この試練を越えることなしに、

 

思った通りに人を動かすことはできない。