それはどんなお仕事ですか?

 

 

 

初めて会った人を理解するのはなかなか難しいものですよね。

あなたはどのようにしてその人を知ろうとしますか?

 

社会人の場合はどのような仕事をしているかを聞くのが一般的ですね。

 

その時に「○○社です」という人も多いでしょう。

「○○課長」をしています。という人もいるでしょう。

 

私もそうした自己紹介を良く受けます。

そして、もっとその人を知りたい時は

必ず次の質問をすることにしています。

 

「それはどんなお仕事ですか?」

 

この時にはっきりした回答がない場合は

自分から仕事を動かしていくタイプではないなと判断しています。

 

肩書や役職、地位をいうことは誰にでもできますが

どんな仕事で会社や組織全体に

どんな貢献をしているかをはっきり言える人は少ないです。

こういう人は「権限に焦点を合わせている」ということです。

 

反対に組織全体に対してどのような影響を及ぼし

貢献の形がはっきり語れるひとは、

普段からその点を意識して仕事を行っているということです。

 

全体の中での自分の役割を考え、

その役割を果たしていこうとする人は

役に立つ、貢献するということに力点を置いていて

結果に責任をもとうとしている人です。

 

こういう人はどのような仕事を任せても

それなりの素晴らしい結果を出していく人です。

 

自分が全体の中でどんな責任を負って

どんな役割を果たせばよいかを考えることは

自分の能力やその能力の使い方、

さらにはその能力の伸ばし方も考えるようになります。

 

だからそういう人は自分の仕事の可能性を広げていきます。

当然に目標設定も高くなるでしょう。

 

こうした人はたとえ重役でなくても

立派なトップマネジメントだと言えるでしょうね。