今宵、花火はいかが?

 

 

 

昨日に引き続き、子どもの頃の話です。

 

昼間は虫取り、

夏の夜はよく花火をしました。

親にせがんで、たくさんの種類が入った詰め合わせを買ってもらいました。

 

花火に火をつけると近所の子供たちが親と集まってきます。

音と煙の臭いでわかるのでしょうかね。

みんなでローソクとバケツの水を囲みました。

 

私は打ち上げるとパラシュートが出てくるタイプがすごく好きで

 

空にふわふわと流れていくのを追いかけて

川に落ちたことも・・・・

 

色々なタイプの花火を楽しんだ最後は

「線香花火」

 


 

小さな玉が、だんだん大きくなっていくと

枝葉のように伸びていく火花が現れます

 

チッチッチッと鳴きながら

美しく繊細な模様が、

不規則に

 

意思をもっているかのように

生まれては

一瞬で消えていきます

 

それを見ていると

「がんばれー」と思うのは

 

私だけじゃないとおもいます

 

大きくなった玉は最後には

バケツの水の中へ

 

「ジュ-」

水火既済(すいかきせい)(←物事の完成を意味する易の卦)

陰と陽が交じり合い静寂の時を迎えます。

 

あなたも花火の思い出があると思いますが

それはどんな思い出ですか?

 

花火に火をつけるときはちょっと危険で

子どもは緊張感を伴いますね。

そして赤や黄色や緑などの綺麗な火花を楽しむわけです。

 

でも、そこには必ず親や近所のおばさんおじさんがいて、

絶対的な安心感がありました。

 

子どもの頃の花火の思い出は家族との思い出です。

 

子どもはあっという間に大きくなります。

その時その時を大切にして

良い思い出をたくさんつくる努力が大切です。

だから思い出作りは先延ばししてはいけません。

 

親との良い思い出がたくさんある子どもは、

良い親になり、また老いた両親を大切にするでしょう。

 

昨今の忌まわしい事件をみるに

家族の絆の大切さを改めて感じます。

 

今宵、花火はいかがですか?