脳細胞の繫(つな)がり」で考えたこと

 

 

 

最近いろいろな場面で知っているはずの事が思い出せなかったり、
簡単に覚えられなくなっているのに気が付きました。

 

そんなわけでこのところ脳に関する本を読んだり、
情報を集めたりして私なりに勉強していました。

 

脳細胞は年齢とともに死滅していきます。
また事故や、手術によっても死滅します。

 

数が減っていくわけです。

 

普通に生活していても、
20才を過ぎたころから一日に10万個ずつ減っていくそうです。

 

1日に10万ですから大変な数です。
もの覚えも悪くなるわけです。

 

さて、その脳細胞は一つ一つが複雑に繋がっていて、
ネットワークをつくっています。

 

脳細胞が死滅していくと、このネットワークも
どんどん減少していくと思うのですが、

 

素晴らしいい事にシナプスという神経組織が触手を伸ばして
新しいネットワークをつくっていくそうです。

 

その結果、脳細胞は死滅し続けても、
脳はその機能を維持するという事のようです。

 

このことを知っている人には当たり前の事かもしれませんが、
面白いなと思いました。

 

個々の数が減少しても繋がりを新たにつくることで
機能を維持している・・・

 

細胞レベルでも「繋がり」が大事なのです。

 

人間の個体のレベルも同じなのではないかと思いました。

 

現在、地域や職場のあらゆるところで人手不足、
人材不足が言われています。

 

新たに人員や人材を補充することができれば
それでよいのかもしれませんが、

 

なかなかそうもいきません。

 

それを補うのは人と人の「繋がり」の強化、


すでにつながりがある個人とより強固な「繋がり」をつくる・・・

 

これが組織の機能を落とさない
速くて確実な方法なのではないかなと思いました。

 

 

今ある「繋がり」をもう一度見直して
強化することが大切ですね。

 

いかがでしょう。