敵と味方に分けるその2


 

『周囲の人間を「敵」と「味方」に分けることは
自分を守るための方法なのですが、
結局は「敵」ばかりが増えてしまう。
そして、そうした状況は人間不信と孤独感につながっていく。』
 

といった内容を昨日書きました。今日はその続きです。


 

ではどうすればそうした状況を防ぐことができるのでしょう?


 

人間関係はそもそも複雑です。

「敵」か「味方」、白か黒かといった

単純化しようとするところに

問題を深刻化させてしまう要因があると考えてみてはどうでしょう。


 

そして白と黒の間に「グレー」を設けてみてはどうでしょう。

よほど明らかな「敵」あるいは「味方」以外は

全ての人を「敵」でも「味方」でもない

「グレー」のグループに入れてしまうのです。


 

その「グレー」グループの人はその場その場で

あなたに同調したり反対したりするわけです。

ということは、その人たちは、あなたの事を

「敵」とも「味方」とも思っていない可能性が高いといえます。


 

おそらくその時その時で

正しいと思っている意見を表明しているだけです。


 

そのことを強く自分に言い聞かせて

実際の日常と照らし合わせていくとよいでしょう。


 

人間は「好き」「嫌い」、「敵」「味方」といったくくりではなく

意外と良心に従って行動していることがわかりますよ。


 

すると、あなたの「敵」は、

本当はごく少数だということがわかります。


 

それに・・・

本当の敵は「自分」だということもわかりますよ。