愛人生活…は、楽に思われるケド、
大黒柱として子供3人/親/妹を扶養すると…地獄です。
愛人として月50万円を貰っても
・くるまを買える訳じゃないし (免許無いけど)
・エステ通いする訳じゃないし (行かないけど)
・ホスト通いする訳じゃないし (行かないけど)
全て生活費に消えてゆく...
とにかくまだまだお金は必要だった
子供3人中2人が私立高校に進学
(末っ子は私を気遣ってか、都立へ進学)
特に2人目の子供は成績優秀で、
金のかかる特進クラスに進んでしまった
本当に私(中卒)のDNA?!
とりあえず、私立の特進クラスはお金がかかり
2番目の子供の
月謝+塾+定期代 だけで
\月20万円/
を 軽~~~~~く 超えた
1人分の学費でこれだけかかるのは想定外だった。
だから私は愛人おじさんに、愛人契約の50万円以外にも、追加でおねだりし、なんとか食いつないできた。
ただ、愛人おじさんも、
ある意味で可哀想な人だった。。
妻と連れ子がいてお金もある・・が
実子はおらず、私を愛人にする位だから、
家族関係が希薄であろう事は察しがつく
そんな事もあり、時には、前話で記載の
「ギューギュー詰めの我が家」の食事に招いた。
(母/私/妹/子供×3 = 合計6人で3LDKという驚きの狭さ)
(前話の通り 親父を離婚させた 事で、若干マシになった)
家族6人総出で全力でお出迎え
をする私の住まいは、愛人おじさんにとって、
心の底から居心地が良かったようだ。
愛人おじさんが我が家での食事用に
買ってきてくれた肉の重量は
🐄2,000,000 mg🐄
(業界用語で 2Kg とも言う)
食べ盛りの子供3人は、
嬉しそーーーうにペロリと平らげた。
(決して、肉を巡り 仁義なき争い が勃発しては・以下略)
愛人おじさんは心から楽しそうで、
子供たちの姿を見つめるその目は、
まるで 我が子 を見るように幸せそうだった。
そして子供達も、宴を大いに盛り上げた。
きっと、本能的に
家族を演じる必要性
を感じていたに違いない。
愛人おじさんが帰る時、
母や子供たち、それぞれに
1万円のお小遣い
が「ぽーん」と配られた
みんな大喜び!
焚火を囲んで踊り狂う原始人の勢いで
愛人おじさんに歓喜の声が飛び交った
ただ・・・
母親が愛人として、辛い思いをしてる事を
子供3人は知らない(この時は)
新宿の歌舞伎町でバイト中、のちの愛人おじさんと「お客さん」として話をしていた時期は、1着のドレスで済んでいたが、
愛人おじさんが
浴衣姿が見たい
\( ^o^ )/
と言えば、
着付けのできる母に浴衣を着せられ、
男の性的欲求って何なんだ?
どうせ脱ぐから何着ても一緒じゃね?
と思いつつ支度をしていた
どうやら オトコ♂の心理 は違うらしく
イイ女♀を連れて歩く
ことがオトコのステイタスで、
他人が振り向き、羨むマナザシ
が、気分が良いらしいのだ。
まるでブランド品感覚である
(私は愛人なので CHANNEL とかいう偽ブランドだが)
支度中、母 に 行きたくない… とボヤくと、
母はアッサリ言いのけた
そんなの上向いて
あんあんあん💛
言ってればイイのよ
by 実の母 (原文ママ)
画像は、耳無し猫型ロボです。
主題歌 やらしいなぁ とかは思ってません
その時は、考えが及ばなかったが、
あとにして思えば、それはおかしいだろう。
実母が愛人関係を推奨
をするなんて…。
(着付けで、ほう助もしてる)
第5章-3話で記載の通り、母はぱチンコ狂いなので
金に対する執着はナカナカのモノである事は知ってたが。。
私なら、どんなにお金に困っても
可愛い子供にそんなことさせない
それに気づいた時から
両親に対する殺意
が芽生え始めるようになった。
でも。。。
母の過去を「推察」するに、
母もそう生きてきたに違いない
と確信してしまうのだ。
母も時代の犠牲者なのだ、と。
・・・とは理解しつつも、
さらに壊れていく私の心・・・
一体、いつまで
男の支配下
で生きなければならないのか…
生きてる限りこんな月日がつづくのか?…
また、自傷行為の衝動が襲って来た。
死にたい・・・
私は先の見えない”生き地獄”に、無力感を感じ、
睡眠障害も、双極性障害(躁うつ)
の症状も酷くなっていたが、
自らが選んだ道だから と、
その「はざま」にだけ生きていた。
体は女♀だが、稼ぎや心は父♂だったので、
今思うと、性同一障害なのかとも思う。
でも、とある日、愛人おじさんが仕事の話をしていた際、
その話の中に
絶望的な日々から
脱却するチャンス
がある事に気づいてしまったのだ!!!
いつか愛人契約が終了し「ハシゴ」を外された時
中卒の就職活動なんて困難だから
自立して稼ぐ事は必須
その方法を、愛人の話の中で発見した
私の中の林●修が
いつやるか?
今でしょ!!
と絶叫した瞬間から
私の快進撃が始まった
つづく
「しがみついた事で勝てた、
という者もいれば、
手放す事で強くなれる事もある」
出典:何かの本で見て書き留めてた私の手帳